マルチ対応・荷物配達FPS『Mailstrom』発表。人々が分断された世界でドタバタ配達、無理そうだったらネコババして逃げる

Advanced Fafferyは3月29日、『Mailstrom』を発表した。郵便配達がテーマの、最大4人プレイ対応のFPSだ。

デベロッパーのAdvanced Fafferyは3月29日、『Mailstrom』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年夏に早期アクセス配信を開始予定。

『Mailstrom』は郵便配達がテーマのFPSだ。最大4人での協力プレイに対応予定。本作の舞台となるのは人類が宇宙に進出を果たしたSF世界だ。平和で発達した社会だったが、次元間に生じたという亀裂より凶暴なエイリアンが出現。銀河中にロックダウンが宣告され、不要不急の外出の禁止が言い渡される。プレイヤーは郵便配達に従事するエッセンシャルワーカーとして、怪物うごめく街中を走り、荷物を届けていくことになる。


本作のマップは自動生成されるとのこと。プレイするたびに変わる地形にて、プレイヤーは宇宙船で星に着陸。荷物の配達先を探して走り回ることになるようだ。ロックダウンされた街中にはモンスターはうろついている一方で、主人公は護身用に銃を所持している。ときに戦闘したり、あるいは敵から逃げたりしながら、指定先に荷物を届けて回ることになるのだろう。

無事に荷物を届けると報酬が入手可能。手に入れたお金は武器やアイテムの購入に使用できるそうだ。危険な仕事ほど報酬も豪華になるが、無事に配達できそうにないときは届けるはずの荷物をネコババしてしまうこともできるという。開封すれば、中には生存に役立つものが入っている可能性があるとのこと。本作の世界でも当然窃盗は違法だが、バレなければ問題ないそうだ。なお主人公が勤めるPan Galactic Postal Serviceでは、「お客様の満足が最優先」というモットーが掲げられているようである。

そんな本作は早期アクセスとして配信される予定。早期アクセス期間は1年ほどを予定しているという。早期アクセス開始時点では2種類のマップが用意され、荷物を届けてお金をもらってアイテムを買う、という本作の中心となるゲームループは楽しめるとのこと。配信開始後は新たなマップや高難度のミッションの実装などコンテンツを追加し、最適化も進めていく予定だという。コンテンツ量の増加にともない、価格を上昇させる予定もあるそうだ。

本作を手がけるAdvanced Fafferyは、アメリカ在住のゲームクリエイターNate Simpson氏が運営するゲームスタジオだ。Simpson氏は元Intercept Games所属のベテラン開発者で、直近では『Kerbal Space Program 2』のクリエイティブディレクターを務めていた。しかし親会社のTake-Two Interactiveの判断により、昨年Intercept Gamesは閉鎖。Simpson氏も早期アクセス中だった『Kerbal Space Program 2』の開発を離れることになる(関連記事)。その後自らのスタジオとしてAdvanced Fafferyを立ち上げ、心機一転し本作『Mailstrom』を発表したかたちのようだ。

『Mailstrom』はPC(Steam)向けに、2025年夏に早期アクセス配信開始予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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