『シヴィライゼーション VII』最新アプデでついに「巨大マップ」実装。レガシーパスの無効化オプション追加など、遊び方がますます広がる

2Kは6月24日、ストラテジーゲーム『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII(Civ7)』の1.2.2アップデートを配信した。これまでよりも大きなマップや、時代ごとのレガシーパスを無効化する機能などが実装されている。

パブリッシャーの2Kは6月24日、Firaxis Gamesが手がけるストラテジーゲーム『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』(以下、Civ7)の1.2.2アップデートを配信した。本アップデートでは、これまでよりも大きなマップや、時代ごとのレガシーパスを無効化する機能など、これまでのプレイフィールを変化させる要素が実装されている。なお、本アップデートはNintendo Switch/Nintendo Switch 2版のみ後日の配信を予定している。

本作は、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション(Sid Meier’s Civilization)』シリーズの最新作だ。プレイヤーは指導者として国家を導く。歴史を形作る中では、都市の建設や、技術革新による文明の発達が可能。またほかの文明を征服したり同盟を結んだりするといった戦略的な外交もできる。またオンラインマルチプレイにも対応し、クロスプレイが可能だ。

1.2.2アップデートでは、マップサイズを拡大した「大」「巨大」サイズのマップが追加された。いずれもデフォルトでは最大10人までプレイ可能。ただし、マルチプレイヤーでは8人プレイにまで対応しているマップサイズとなっている。なお、パッチノートによると、最終的には最大12人のプレイへの対応を目指しているものの、現時点ではゲームの安定性やパフォーマンスの維持が保証できないため、10人までのプレイになっているそうだ。

ちなみに、マップサイズの拡大と同時プレイ人数増加に伴い、既存の要素であるパンテオンや宗教の信仰、都市国家ボーナスなどに新しい項目が追加されている。この追加には、人数が増えた結果、宗教の創始に出遅れたプレイヤーが有用な信仰を取得できなかったというケースを避けたいという意図があるそうだ。

さらに、本作のゲームシステムのコアのひとつであるレガシーパスを無効化する設定が追加。レガシーパスは、本作の3つの時代で達成目標となる要素で、経済、軍事、文化、科学でそれぞれ設定された目標を達成することで、次の時代に有用なボーナスが得られる。また、ゲーム内で最後の時代である近代においては直接的な勝利条件となっている。

レガシーパスを無効化することでサンドボックス的な、文明の拡大や市民の運用に集中したプレイが楽しめるそうだ。これまでの『Civ』シリーズに似た感覚でプレイができることだろう。なお、この機能の追加はプレイの柔軟性を高めるためのステップであるそうで、レガシーパスは今後も手を加えられていくそうだ。

さらに、ゲームの遊び方の幅を広げる要素として、本作がいよいよSteamワークショップに対応した。Steamワークショップは、ユーザーが作成したModをSteam経由で導入できるサービスだ。Steamワークショップ上で導入したいModを探し、サブスクライブボタンをクリックすることで導入が可能。『Civ』シリーズのModは、UIの改善やゲームバランス調整のほか、マップや指導者、さらには文明を追加するものまで存在していた。『Civ7』でもさまざまなものが公開されることだろう。ゲームをちょっと違った楽しみ方をしたいという人は、ぜひ一度Steamワークショップをチェックしてほしい。

ここまでに挙げた大きな要素以外にも、町の専業の追加やUI、ゲームバランスの調整などが1.2.2アップデートでおこなわれている。さらなる詳細についてはパッチノートを参照されたい。なお、パッチノート内ではユーザーコミュニティを受けておこなわれた実装や改善が明らかにされているので、どんな声が開発に寄せられ実現されているのかに注目してみるのもいいだろう。

シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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