『ボーダーランズ4』では、やかましいロボ「クラップトラップ」を“黙らせる”ことができる。容赦なし個別ミュート機能
『ボーダーランズ4』では、シリーズおなじみのNPCである「クラップトラップ」を“黙らせる”ことができる設定が用意されているようだ。

Gearbox Softwareが開発し2Kから9月12日に発売予定の『ボーダーランズ4』。本作には、シリーズおなじみのNPCである「クラップトラップ」を“黙らせる”ことができる設定が用意されているとして注目が集まっている。
本作は、シューティングRPG『ボーダーランズ』シリーズの最新作だ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。冷酷な独裁者タイムキーパーが支配する惑星カイロスを舞台に、プレイヤーは富と栄光を求めるヴォルト・ハンターとなり、膨大な種類が用意された武器やアクションスキルを駆使して、タイムキーパーの圧政に立ち向かう。

『ボーダーランズ4』でプレイアブルとなる4人のヴォルト・ハンターは新規キャラクターとなるが、惑星カイロスを旅する中では、アマーラやモクシィ、ゼインといったシリーズおなじみのキャラクターたちとの出会いがあり、そしてクラップトラップも登場する。クラップトラップはレジスタンスの黒幕を自称し、ヴォルト・ハンターたちを仲間に引き入れようと奔走するという。
クラップトラップは、『ボーダーランズ』シリーズ1作目から登場しているNPCのロボットだ。コミカルな役回りでの登場が多く、シリーズのマスコットキャラクター的な位置付けとなっている。一方で、作中では非常におしゃべりであり、ファンの間では好き嫌いが分かれるキャラクターでもある。そうしたファンの受け止めに配慮してか、本作ではクラップトラップ専用の“ボリューム設定”が用意されるようだ。

本作では、ファンイベント「Borderlands Fan Fest」が先月6月に米国ロサンゼルスにて開催。これに出席した2K公認配信者のChadly氏は、会場から本作の実況配信を実施した。そのプレイ中に同氏は、視聴者からの求めに応じて本作のオーディオ設定をチェック。前作『ボーダーランズ3』からアクセシビリティに力を入れていることもあって、非常に多岐にわたる要素の音量が個別に調節可能となっている。
そしてオーディオ設定のページをスクロールしていくと、一番下に「Claptrap Volume」という項目が存在した。クラップトラップの喋る声の大きさを調節するための設定だ。ほかのキャラクター向けの設定項目は確認できないため、クラップトラップのためだけに特別に用意されたことがうかがえる。
Claptrap Volume設定では、スライダーを動かし0〜100%の間で自由に音量を調節できる。興味深いのは、Chadly氏がこの設定で音量を下げた際に、クラップトラップが焦って懇願するようなセリフを喋ることだ。本作のナラティブディレクターSam Winkler氏によると、この設定のためにセリフを書き下ろしたのだという。ユーモアを仕込んだといえるが、実際の音量を確認しながら設定できるようにする仕組みでもあるだろう。
なお、Winkler氏はこのClaptrap Volume設定について、0〜100%ではなく0〜200%のスライダーにして、クラップトラップの喋る声をさらに大きくもできるようにすることを開発時に提案したそうだ。ただ、どうやら却下された模様である。
『ボーダーランズ4』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに9月12日発売予定だ。また、Nintendo Switch 2版が2025年後半に発売予定となっている。