和風メトロイドヴァニア『ボウと月夜の碧い花』初の大型アプデ「タヌキ歌舞伎」配信開始。ボスラッシュや“タヌキさがし”など、本編クリア後コンテンツてんこ盛り

マーベラスとHumble Gamesは11月14日、『ボウと月夜の碧い花』向けに、無料大型アップデート「タヌキ歌舞伎」を配信した。

マーベラスとHumble Gamesは11月14日、Squid Shock Studiosが手がけたアクションゲーム『ボウと月夜の碧い花』向けに、無料大型アップデート「タヌキ歌舞伎」を配信した。本作は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。

本作は、日本の神話や民間伝承をモチーフにした探索型2D和風アクションゲームだ。妖怪=アヤカシたちが暮らす国を舞台に、主人公の妖怪ボウはこの世界の危機を解決すべく冒険する。

『ボウと月夜の碧い花』にてプレイヤーは、主人公ボウが装備する杖やアクションを駆使して、さまざまな敵やギミックが待ち受ける妖の国のステージを進んでいく。空中で敵やオブジェクトを攻撃すると再度ジャンプやダッシュが可能となる「ヒット&フロー」というシステムが特徴で、これによって通常では辿り着けない場所の探索が可能に。また道中では、冒険に役立つ道具を入手できるほか、新たなアクションを習得できる機会もあり、それによって探索可能範囲が広がっていく。

本作は2024年7月にリリースされ、Steamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約1100件のうち81%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど高い評価を得ている。発売直後には、海外販売元のHumble Gamesの事業再編をきっかけに、アップデート配信に支障が出る事態になり注目されたこともあったが(関連記事)、このたび本作として初の大型アップデートが配信された。

大型アップデート「タヌキ歌舞伎」では、ゲーム本編クリア後に楽しめる各種チャレンジや、コレクション要素などが導入。まずチャレンジ要素のひとつとしては「ボスラッシュモード」が用意された。本編に登場する各ボス戦を、歌舞伎風のステージ演出のもとで再挑戦できるモードだ。個別に戦えるほか、あらかじめ選定された複数のボスとの連戦に挑んだり、任意で難易度を引き上げたりといったことが可能。またステージには、プレイ内容に応じて反応する観客がおり、反響が良いほど報酬も良くなる。

もうひとつのチャレンジ要素は、「タヌキさがし」と呼ばれるクエストだ。このクエストでは、妖の国に化けて隠れたタヌキを探し出し、見つけたタヌキとタイムアタックチャレンジで競走する。このクエストをクリアすると、歌舞伎劇場にて、さまざまな装備を試せる戦闘リハーサル室や、サウンドトラックを聴けるタヌキ歌舞伎バンド、家具やコレクションを自由にカスタマイズできるボウの部屋にアクセスできるようになる。

コレクション要素としては、人形くじ形式の無料くじ引き「アヤカシ図鑑」が導入。ゲーム内のキャラクターや敵を表す77体のコレクションドールを集めることができる。アップデートではこのほか、多岐にわたるゲーム本編の改善や、遊びやすさの向上、ゲームバランスの調整、各種バグ修正も実施。詳細はパッチノートを確認してほしい。

『ボウと月夜の碧い花』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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