自分と物を入れ替えテレポートアクション『Bionic Bay』好評で滑り出し。時間や重力も操作して進んでいく謎世界脱出行
Kepler Interactiveは4月17日、Psychoflow StudioとMureena Oyが手がける『Bionic Bay』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5。本作はさっそく好評を集めている。

パブリッシャーのKepler Interactiveは4月17日、Psychoflow StudioとMureena Oyが手がける『Bionic Bay』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく好評を集めている。
『Bionic Bay』は、物体と自分との入れ替えテレポーテーションなどの能力を駆使して進んでいく、2Dアクションゲームである。プレイヤーはとある科学者。突如として凶悪な機械でいっぱいの空間に投げ出されてしまい、生き延びるために先へ進むこととなる。プレイヤーは入れ替えテレポーテーションのほかにも、時間をゆっくり進める能力や、重力の方向を変化させる能力など、さまざまな能力を獲得できる。これらをうまく組み合わせて、危険な世界からの脱出を目指すのだ。
数ある能力の中でも本作の根幹を成すのは「物体と自分との入れ替えテレポーテーション」である。あらかじめ入れ替え対象となる物体をマークしておき、ここぞというタイミングで入れ替える。自分を狙うレーザービームが撃たれたときに使えば、さながら変わり身の術だ。そのほかにも足場を作ったり、行く手を阻む障害物を撤去したりと、「入れ替えテレポーテーション」は幅広い応用が可能な能力となっている。
そのほか、時間をゆっくり進める能力を駆使すれば、たとえば高速で物を叩き潰すピストンの下をくぐることができる。重力の方向を変化させる能力を使えば、触れたら即死のトラップが床にも天井にも張り巡らされている場所を「横方向に落下」して突破可能だ。プレイヤーが操作するキャラクターは科学者とのことだが、ジャンプや崖へのぶら下がりなど、身体能力は高め。能力を駆使するパズル要素もあるが、しっかりとアクションも要求される。
ゲームは23のステージから構成される1人用モードのほかに、期間限定コースで突破タイムを競い合うオンラインモードも搭載。ほかのプレイヤーの動きをゴーストとして再現しレースのように遊ぶこともできる。タイムで競い合うランキングシステムもあり、ランクインすればプロフィールにスコアが加算されていく仕組みになっている。コースが更新されるたびに動きを最適化して競い合う楽しみ方もできるわけだ。


本作を手がけたのは、フィンランドのソロ開発者Juhana Myllys氏が設立したMureena Oyと、台湾の新進気鋭のプログラマー2人が設立したPsychoflow Studio。アートやデザインを担当するMureena OyのJuhana氏は、過去に多くの賞を獲得したアクションゲーム『BADLAND』シリーズを手がけたことでも知られる。技術面はPsychoflow Studioが担当しており、SNSプラットフォームReddit上での偶然の出会いからこのゲームが生まれたとのことである。
そんな本作のSteamユーザーレビューは、本稿執筆時点で100件を超え、そのうち96%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。レビューでは、パズル要素とアクション性によるゲームプレイを高く評価する声が多く聞かれ、ステージのビジュアルやサウンドといった演出面も好評だ。Mureena OyとPsychoflow Studio、両者の強みが相乗効果を生んだと言えるだろう。

『Bionic Bay』はPC(Steam)/PS5向けに配信中。Steamでは現在リリース記念セールを開催中で、定価の10%オフとなる税込2610円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。