『ARC Raiders』新マップ開放イベント、上限引き上げたのにマッハ達成される。超特急トンネル開通で「ステラ・モンティス」即開放

Embark Studiosは11月13日、『ARC Raiders』における“素材寄付イベント”の開始後数時間で上限を引き上げ。しかしそれでもすぐさま達成されることとなった。

Embark Studiosは11月13日、『ARC Raiders』における“素材寄付イベント”の進行が想定を大きく上回ったとして、イベント開始から数時間以内に進行度上限を引き上げたと発表した。引き上げ後もイベントは急速に進み、本稿執筆時点で達成に至っている。

『ARC Raiders』はPvPvE形式の脱出シューターだ。ソロプレイまたは最大3人でのチームプレイに対応。本作の舞台はARCと呼ばれる謎の機械によって荒廃した未来の地球。プレイヤーは「レイダー」と呼ばれるならず者のガンマンとなり、ARCや敵対するほかのレイダーなどと地表で戦う。戦闘や探索を通じて手にした貴重な物資を、地下居住区「スペランザ」へと持ち帰るのだ。

そんな『ARC Raiders』に向けては11月13日に大型アップデート「North Line」が実施。ライブイベントとして「新たな領域への突入」が開催されていた。本イベントは、プレイヤーたちが素材を寄付することで、新マップである「ステラ・モンティス」の開放を目指すというもの。開発チームの想定を大きく上回るペースで進行したため、上限が引き上げられることとなった。

本イベントの上限引き上げはイベント開始後すぐに決定され、当時8%まで到達していた達成度は1%へと減少。イベントをできるだけ多くのプレイヤーに体験してほしいという狙いからの引き上げだったという。しかしその後も寄付の勢いは衰えず、なんと上限引き上げを踏まえても、開始後約1日となる本稿執筆時点で早くもイベントは達成を迎えた。すでに新マップ「ステラ・モンティス」が開放済みだ。

ちなみに「新たな領域への突入」への寄付には見返りもあり、寄付した量に応じて「功績点」を獲得できる仕様であった。しかし功績点の獲得には上限があり、以降の寄付は個人報酬に影響しない“純粋な寄付”となる仕組みだ。それでも新マップへの期待から圧倒的な寄付が寄せられ続けたからか、結果としてアンロックが早まる形となった。

『ARC Raiders』は、発売から2週間足らずで売上400万本を突破し、全プラットフォームの同時接続者数がピーク時に70万人を超えるなど、急速な盛り上がりを見せている。マルチプレイを軸としたゲームであり、今回のコミュニティ主導型イベントは初の大型アップデートにて実装されたコンテンツのひとつ。今回の迅速な達成からは、プレイヤーコミュニティの熱量が開発チームの想定を大きく上回っていることもうかがえる。

『ARC Raiders』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Motoharu Ono
Motoharu Ono
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