Respawn Entertainmentは10月9日、『Apex Legends』における「最低ドロップ率」についての詳細を公開。装飾アイテムのドロップ率のほか、スーパーレジェンドシャードのドロップ率についても明かされた。このなかでは「1％未満」と記載されていたスーパーレジェンドシャードのドロップ率が「0.045％」であることも明らかになっている。
『Apex Legends』においては、ゲーム内のレジェンド（キャラクター）や武器の装飾、バナーなどを変更できる機能が存在している。そうしたアイテムはシーズンパス報酬やショップでの購入などのほか、「Apexパック」からも獲得できる。パックの中身は開けるまで分からず、レアリティに応じて内容物やその提供割合も変化する、ガチャ方式で提供されている。
Apexパックの中には、低確率で入手可能なスーパーレジェンドシャードと呼ばれる通貨も封入されている。シャードは各レジェンドに用意された専用の近接武器「スーパーレジェンド」など、特別な装飾アイテムである「ミシック」アイテムと交換することができる。このスーパーレジェンドシャードはクラフトメタルなどから合成することはできず、Apexパックより直接獲得するしかない。そしてそのドロップ率は、「1％未満」と示されていた。このほか同アイテムはApexパック500個開封するごとに必ず1回入手可能とされており、いわゆる天井も用意されているようだ。
そんなスーパーレジェンドシャードのドロップ率について、今回詳細な数字が明示された。以前は「1％未満」とされていたものの、具体的には「0.045％」のドロップ率となっていたことが明かされた。またRespawn Entertainmentは装飾アイテムのドロップ率の詳細も公開。具体的な数値については、「よくある質問」内で公開されている。
ちなみに今回の情報公開にあたっては、従来からのドロップ率の変更はおこなっていないとのこと。つまり今までもずっと0.045％のドロップ率でスーパーレジェンドシャードが提供されていた模様。500回開けることで必ずもらえるとされているものの、通常のパック開封での確率の低さには想像以上だったとして驚く声や、なかなか引けなかったユーザーが自らの“引きの弱さ”に納得する声などが寄せられている。
今回突如Respawn Entertainmentより、Apexパックからのアイテムのドロップ率が明かされた背景には、韓国で今年定められた法律が関係しているという。韓国では、ゲーム産業振興に関する法律の第33条第2項および同法施行令第19条第2項によって、今年3月22日より確率型アイテムについての情報公開が基本的に義務化されている。
このことによって『Apex Legends』でも、韓国においてはApexパックにおける詳細な確率の開示が必要となったわけだ。そしてRespawn Entertainmentによると、透明性と一貫性のあるコミュニケーションへの責任を持つためとして、あわせて全世界のユーザーに対しても各種ドロップ率を公開したとのこと。突然の公開は話題となっており、特にスーパーレジェンドシャードの排出率「0.045％」と明らかになった点はプレイヤーに注目されている様子だ。
『Apex Legends』ではシーズン22「ショックウェーブ」が開催中だ。
