大人気研究施設サバイバル『Abiotic Factor』大型アプデで広大な「原子炉エリア」実装。テレポート装置、旅商人など新要素てんこ盛り

Deep Field Gamesは2月4日、サバイバルクラフトゲーム『Abiotic Factor』向けに大型アップデート「Dark Energy」を配信開始した。原子力発電所をモチーフとしたリアクター(The Reactors)エリアなど、さまざまな新要素が実装されている。

デベロッパーのDeep Field Gamesは2月4日、サバイバルクラフトゲーム『Abiotic Factor』向けに大型アップデート「Dark Energy」を配信開始した。PC(Steam)向けに早期アクセス配信中で、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Abiotic Factor』は、1990年代SF風の世界観をもつサバイバルクラフトゲームだ。ソロプレイおよび最大6人でのオンライン協力プレイに対応している。地下深くに存在する研究施設GATEでの科学実験の失敗により、異次元の超自然生物がポータルを介して出現。またオーダーと呼ばれる秘密軍事組織などの敵対勢力が侵入した地下研究施設を舞台に、取り残された研究所職員であるプレイヤーは、脅威に立ち向かいながら地表への脱出を目指す。


本作では、まずプレイヤーキャラクターのクラスや特性を選んで作成。作成時の選択やプレイ中に獲得したポイントを割り振って各種スキルを習得することで向いているプレイスタイルが変わっていく。そうして空腹度や喉の渇き、体温のほか、睡眠や排泄欲といったステータスの管理をしつつ、資源を集めてクラフトをおこなっていく。舞台となる研究施設は広く、エイリアンや殺人ロボなど危険な敵も多数存在。武器や防具、あるいは乗り物や拠点を作成し、科学者としての知識を活用して生き残りを図るのだ。

本作における2度目の大型アップデートとなる「Dark Energy」では、まず地下研究施設のさらに深淵に原子力発電所をモチーフとしたリアクター(The Reactors)エリアが追加。4つの原子炉が存在する広大なエリアには新たな敵対勢力「ゲートキーパー」が登場。リアクターに集まっている目的は定かではないのものの物語に深く関わる存在となるようだ。また友好勢力として「旅する商人」も登場し取引も可能となる。さらに、既存の鉱山エリアも拡張されているとのこと。

エリアの追加にともない、双方向瞬間移動が可能となる「テレポーターパッド」、硬い光により橋を架ける「ハードライト」、異次元にアイテムを収納する「ポケットディメンションパック」、ジャンプ飛距離を伸ばす「ロングジャンプパック」などの新たなテクノロジーも追加された。そのほか武器や防具、ペット、釣りポイントや魚と食品などさまざまな新要素があるようだ。

アップデートではこのほか、Steamネットワークから新たなオンラインサブシステムへの移行も実施された。ネットワーク帯域幅が拡大されたことにより大規模なワールドも適切にロードされるようになり、全体的に安定性が向上したという。また、この変更により将来的にクロスプレイ対応なども検討できるようになったとのことだ。

本作は、PC(Steam)向けに2024年5月3日に早期アクセス配信が開始。本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューには約1万9000件が投じられ、そのうち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。8月7日には売り上げ60万本を突破している。本作の同時接続プレイヤー数はここしばらくは3000人前後で推移していたが、今回の大型アップデート「Dark Energy」の配信を受けて約1万人を記録。昨年8月に実施された1度目の大型アップデートとほぼ同等の盛り上がりを見せている(SteamDB)。

なお、アップデートに合わせてロードマップも更新されており、次回は春の終わり(Late Spring)にバージョン1.0として新アップデート「Cold Fusion」がおこなわれると共に正式リリースとなる予定だ。クロスプレイ可能なネットワークに移行されたことから他プラットフォームへの展開など続報も注目される。

『Abiotic Factor』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。また春の終わり(Late Spring)には正式リリースが予定されている。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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