ゾンビサバイバル『7 Days to Die』ついに正式リリースされ史上最大の盛況。なおアップデートはまだ続く


The Fun Pimpsは日本時間7月26日、『7 Days to Die』を正式リリースし、バージョン1.0アップデートをPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S/海外PS5向けに配信開始した。早期アクセス開始以降約10年越しの正式リリースということもあり、さっそく多くのプレイヤーを集め、本作史上最大のプレイヤー数を記録する大盛況を見せている。

『7 Days to Die』はゾンビサバイバルゲームだ。シングルプレイおよびオンライン/オフラインマルチプレイにも対応する。プレイヤーはゾンビが蔓延る広大なオープンワールドを探索して物資を集め、生き残ることを目指す。本作では通常7日に一度のブラッドムーンの夜が訪れ、凶暴化したゾンビの大群が押し寄せる。プレイヤーは、装備を整えたり基地や罠を建設したりして、これに備えることとなる。

本作は2013年12月に早期アクセスとして配信開始されて以来、約10年のあいだ何度もアップデートを重ねつつ、アルファ版として提供され続けていた。そして2024年4月21日にThe Fun Pimpsは本作を正式リリースすると発表。公式サイトでは「Alpha Exodus」とうたわれていた。そしてPC版での正式バージョンのテスト実装を経たのち、日本時間7月26日についに正式リリース。本作のバージョンも1.0と銘打たれている。

これを受けて本作のプレイヤー数が急増。多くのプレイヤーが押し寄せる盛況ぶりを見せている。外部サイトSteamDBによると、本作のSteam版同時接続プレイヤー数はピークを更新し12万5000人以上を突破。これは本作の早期アクセス開始以来、史上最大のプレイヤー数となる。

なお本作は早期アクセス段階から高い評価を得ており、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約22万6000件中88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。早期アクセス中にさまざまな要素が実装されてきたものの、コンセプトとなるオープンワールドでのゾンビサバイバルや7日に一度大群に対処するシビアさ、マルチプレイで遊べる点などが評価を受けてきた。ちなみにSteamストアページに寄せられているレビューでは100時間以上のプレイ時間を記録するユーザーが多く、中には1000時間以上のプレイ時間を記録するユーザーも散見されるなど、根強い支持を得ている作品だ(SteamScout)。

また『7 Days to Die』公式Xアカウントの発表によると、これまでに全プラットフォームを総合して販売本数は1800万本以上を記録。早期アクセス配信段階での高い人気が、正式リリース後の勢いにも繋がったかたちだろう。ちなみに約10年間の早期アクセス配信においては一部プレイヤーから“一生アルファ版なのではないか”といった声も上がっている状況だった。そんな本作がついに正式リリースされ、バージョンも1.0となる大きな節目を迎えたこともあり、アップデートで変わった内容を確かめるべく多くのプレイヤーがプレイしていることもうかがえる。

なお正式リリースにあたっては乗り物や動物が追加され、そのほかキャラクターの見た目も含めたグラフィックのアップデートも行われた。加えて多岐に渡る各種バランス調整も実施されている。早期アクセス期間中に本作を手に入れたプレイヤーも、これを機に改めてプレイしてみるのもよいかもしれない。

なお開発元のThe Fun Pimpsは正式リリース後のロードマップも公開している。2024年第4四半期には天候およびバイオームシステムの見直しがおこなわれる予定。そしてクロスプレイとランダムマップ生成の実装がコンソール向けに予定されている。2025年にもアップデートは実装される見込みで、ストーリーモードの実装なども計画されている(関連記事)。本作のアップデートはまだまだ終わらないようだ。

『7 Days to Die』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S/海外PS5向けに発売中。