ゾンビサバイバル『7 Days to Die』ついに6月に正式リリースへ。12年の開発を経て、ついに準備が整った。あとしっかりめに値上げもする

 

The Fun Pimpsは4月21日、『7 Days to Die』を2024年6月に正式リリースすると発表した。12年ほどの開発を経て、PC/コンソール版のバージョンはついに1.0になるという。


『7 Days to Die』はゾンビサバイバルゲームだ。シングルプレイおよびオンライン/オフラインマルチプレイにも対応する。プレイヤーはゾンビが蔓延る広大なオープンワールドを探索して物資を集め、生き残ることを目指す。本作では7日に一度のブラッドムーンの夜が訪れ、凶暴化したゾンビの大群が押し寄せる。装備を整えたり基地や罠を建設したりして、これに備えるのだ。本作は2013年12月に早期アクセスとして配信開始された。以来何度もアップデートを重ねながら、アルファ版として提供され続けている。

同作は長きにわたり開発が続けられていた。開発は12年近くしており、大型アップデートは20回以上してきたという。そんな中で、コンテンツの充実がパフォーマンスの向上、最適化が一定まで進んだことを受けて、2024年6月に正式リリースすることを決断したという。なお正式リリース後も開発は続けられるそうで、今回ロードマップも公開されている。


今後の予定としては、6月に正式リリースが計画。正式リリースに際しては、乗り物や動物といったコンテンツの追加から、グラフィックアップデートやバランス調整に最適化など、多彩な改善が実施される。その後2024年Q4には天候およびバイオームシステムが大きく見直されるとのこと。クロスプレイとランダムマップ生成もこのタイミングでコンソール向けに実装。

2025年Q2には、“新たな脅威”にフォーカスしたアップデートが実施予定。2025年Q4には、ストーリーモード実装やトレーダーシステムの見直しなど、旅路に関わる内容が追加および調整されるそうだ。少なくとも、2年近く先までアップデートが計画されているようである。

なお、正式リリースに際しては、価格の引き上げも実施される。現在同作は24.99ドル(2480円)で販売中。6月に安定版が出たタイミングで、44.99ドルに値上げされる模様。日本円なら4500円程度になり、2000円としっかりめの値上げになるだろう。早期アクセス配信からさまざまな改善が図られており、より高い価格をつけるに適していると開発側が判断したため、値上げするという。またPC版とコンソール版の価格を揃える意図もあるそうだ。なお、4月22日から29日にかけて、76%オフとなるラストチャンスセールを実施するとのことなので、現時点でゲームが欲しいユーザーは、同セールで購入しておくといいだろう。


前述したように、正式リリースが終わった後も、同作は今後も大規模な無料アップデートがなされるとのこと。これまでゲームを購入したプレイヤーの支援に感謝するとしている。正式リリースに関するQ&Aは公式サイトにも掲載されているため、そちらを見てみるのもいいだろう。

『7 Days to Die』は、PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中。PS/Xbox版も展開されており、いずれのバージョンも6月に正式リリースされる予定である。