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33年ぶりに復刻の『バズー!魔法世界』は便利機能がやけに豪快。“遊びにくい名作RPG”、「経験値1でレベルアップ」「敵との遭遇ゼロ」などゴリ押し快適化
『バズー!魔法世界』のNintendo Switch向け復刻版が11月26日に発売予定だ。10月26日に「次のレベルまでの経験値を1に」という力技な便利機能が新たに披露された。

メビウスは、1993年発売のスーパーファミコン用ファンタジーRPG『バズー!魔法世界』のNintendo Switch向け復刻版を11月26日に発売予定だ(関連記事)。そんな同作では、快適なゲーム体験を実現するいくつかの便利機能の搭載が明らかになっていたが、10月26日に「次のレベルまでの経験値を1に」という力技な便利機能が新たに披露された。
『バズー!魔法世界』は、1993年に『星をみるひと』『鋼鉄帝国』などで知られるホット・ビィより発売されたスーパーファミコン向けファンタジーRPGである。キャラクターデザインを『十二国記』シリーズのほか、ゲーム関連では『ミスティックアーク』『悪魔城ドラキュラXX』などに携わったイラストレーターの山田章博氏が担当している。

プレイヤーは魔法が支配的地位を占める世界「イアルティス」を舞台に、亡き父親が高名な魔導士であることを知った主人公となり、自らも魔導士になるため、仲間たちとともに修行の旅を繰り広げていく。距離の概念があるサイドビュー形式のバトル、巻物によって自由に魔法を会得できるシステムが特徴。主人公のキャラメイクシステムもあり、ゲームスタート時に性別に加え、「農夫」「修道士」「船乗り」「薬草師」という4つの職業を選択可能。選んだ職業に応じて初期パラメータが変化するほか、イベント時のセリフにも変化が生じる要素がある。

オリジナル版は販売元のホット・ビィが倒産した2日後に発売。そのような背景が影響したためか、ゲームシステムやゲームバランスに複数の課題を抱えていたほか、ストーリーも全5章のうち第4章に相当する部分も収録されていない。しかしながら、練り込まれた世界観と終盤にかけてどんでん返しを見せるストーリーは当時のプレイヤーから高く評価され、根強い支持を集めるに至った。オリジナルのスーパーファミコン版はプレミアソフトのひとつでもあり、駿河屋によれば、2026年現在ではROMカセット単体で6480円、箱説明書付きの完品であればおよそ4万円というプレミア価格が付けられている。
Nintendo Switch版は、オリジナルのスーパーファミコン版を忠実に再現しつつ、遊びやすさの向上を図る便利機能が新たに追加されている。具体的にはメニューを開けばいつでもセーブとロードができる「どこでもセーブ・ロード」、ちょっとしたミスを正せる「巻き戻し」、全体的なプレイ速度を上昇させる「速度変更」だ。それ以外にも、画面の大きさや見え方などを変更できる画面設定も用意されている。
そんな本作のさらなる便利機能の存在がメビウスの公式X(Twitter)アカウントにおいて発表された。ひとつは「エンカウントのON/OFF」。本作はフィールド移動中に一定確率で敵に遭遇し、バトルへと移行するランダムエンカウントのシステムを採用している。このエンカウント自体をOFF設定にすることで、一切発生させないようにできる。

もうひとつが「次のレベルまでの経験値を1に」。文字通りレベルアップに必要な経験値が1となるという機能だ。公表されたスクリーンショットによると対象は主人公のみになるようだが、本作では仲間が新たにパーティに加わる時のレベルが主人公のレベルに連動し、自動的に決まる仕組みになっている。そのため、加入前に主人公のレベルを上げておけば、仲間も高いレベルで加入するため、スムーズに本編を進めていけるようになるというメリットがある。
オリジナル版は加入時の主人公のレベルを上げるためにレベリング時間をある程度設ける必要があったが、本作ではこの機能を用いることで大幅な短縮を図れるため、ストーリーに集中して進める遊び方もやりやすくなっていそうだ。ちなみに「次のレベルまでの経験値を1に」の機能を紹介するスクリーンショットによれば、所持金を増やす便利機能も用意されているようである。

本作のように古いRPGのなかには、1回のバトルで得られる経験値が渋めで、次のレベルに上がるまでに長い時間を要するものもある。そういったRPGが現代のプラットフォームで復刻するに当たっては、取得経験値の倍率を上げるブースト機能をオプションで用意するケースが昨今の定番になっているが、本作は一律で1にするというパワープレイなアプローチを取ったようだ。作中アイテムとしての一例では『スターオーシャン セカンドストーリー』などに登場する「ぎぞうくんしょう」(次のレベルアップまでに必要な経験値が1になる)が存在するが、機能としての例は珍しいことから、本作の密かな注目ポイントと言えるだろう。
また、前述したようにオリジナル版は発売に至るまでの背景から、複数の課題を抱えていた。そのひとつにエンカウント率の高さがあったのだが、これも「エンカウントのON/OFF」によって大きく改善されることになる。公表済みの「プレイ速度変更」も長丁場になりやすいバトルのテンポ改善が見込まれる機能だが、今回、さらなる追加機能の存在が明らかになったかたち。当時から高く評価されつつも遊びにくさも指摘されていた本作ながら、豪快ともいえる便利機能の数々でNintendo Switch版はその世界観とストーリーを気軽に体験できるだろう。

『バズー!魔法世界』はNintendo Switch向けに11月26日発売予定。Nintendo Switch 2での互換プレイにも対応している。価格はダウンロード版が税込2980円、パッケージ版が税込4400円だ。数量限定となる『バズー!魔法世界特別限定版』は1万1000円で、こちらには山田章博氏による描き下ろしBOXが付属される。
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