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EAが「BioWareを閉鎖」し、『Mass Effect』最新作も開発中止。歴史あるRPGスタジオに、突然の幕切れ
BioWareが手がけていた『Mass Effect』シリーズの最新作が開発中止され、同スタジオが閉鎖されることが明かされた。

Electronic Arts(EA)は10月22日、今後の事業方針について発表。このなかでBioWareが手がけていた『Mass Effect』シリーズの最新作を開発中止し、同スタジオを閉鎖すると明かした。
BioWareは1995年に設立され、2007年にEAに買収されたカナダのスタジオだ。SFRPG『Mass Effect』シリーズやファンタジーRPG『Dragon Age』シリーズなどを手がけてきた。直近で同社は2024年11月に『Dragon Age』シリーズの最新作『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』をリリース。2020年に発表された『Mass Effect』新作を開発中であった。

今回EAは今後の事業方針について発表。DICEなどBattlefield Studiosが手がける『Battlefield 6』が大きな成功を収めているほか、Respawn Entertainmentが手がける『Apex Legends』についても、今後数年間にわたる多額の投資を継続して、まったく新しいマルチプレイゲームモードなどを導入していくという。またDICEとRespawn Entertainmentの力を結集して、将来のプロジェクトを協力して開発していくと伝えている。このほか、開発中の『Marvel’s Iron Man』と、『STAR WARS ジェダイ』シリーズ次回作の発売に向けた取り組みを継続していくことなども伝えられた。
一方で、BioWareについては小規模チームで『Mass Effect』シリーズ最新作の初期開発に取り組んでいたものの、開発中止が決定。同スタジオおよびエドモントンの事務所が閉鎖されるという。なおEAは、BioWareはRPGジャンルの形成に貢献した伝説的なスタジオであるとして、この決定を軽々しく下したわけではないと伝えている。
BioWareについては、2025年1月に多数のスタッフをEAの別チームに異動させる方針を明らかにしていた(関連記事)。『Mass Effect』最新作の開発にはまだスタジオ全体の人員を要する段階ではないことから、ベテラン開発者を中心とした小規模チームで『Mass Effect』最新作を開発していると明かされていた。しかし今回の発表を見るに、同作の開発中止と共にスタジオが閉鎖に至ったわけだ。
もともと規模が縮小されていたとはいえ、歴史あるBioWareが突然の閉鎖に至ったことで業界関係者やゲームコミュニティの間で波紋も広がっている。またBloombergが報じるところでは、今回EA傘下ではBioWareを含めて、合計約400人規模のレイオフがおこなわれる見込みだという。
なお、EAについては今年8月に、サウジアラビアの政府系ファンドPublic Investment Fund、および米国のプライベートエクイティ企業Silver LakeとAffinity Partnersからなるコンソーシアムによる買収が完了。EAは買収に際する資金調達として巨額の負債を抱えることになり、組織効率化のために人員削減が進められるのではないかという見方もあった(関連記事)。今回の決定は、そうした懸念を想起させるところだろう。今後の動向も注視される。
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