クリックせずに“腕立て伏せで戦う”新たな放置ゲーム『Incremental Push Up』がひそかに話題に。何が放置ゲームだ

Adam Atamnia氏は9月25日、iOS向けゲームアプリ『Incremental Push Up』をApp Storeにて配信開始した。紹介するRedditにてひそかに話題となっている。

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個人開発者のAdam Atamnia氏は9月25日、iOS向けゲームアプリ『Incremental Push Up』をApp Storeにて配信開始した。ゲーム内の一部に限り無料でプレイ可能。800円を支払うことでゲーム内の全要素を楽しめるとのこと。

『Incremental Push Up』は放置型ボスバトルゲーム(インクリメンタルゲーム)だ。プレイヤーは唯一の武器であるブレードを片手に全12体のボスの討伐を目指す。

全12体のボスは最初の個体こそ最大体力は30と少ないが、ラスボスの体力はその1000億倍に当たる3兆に設定されており、討伐においてはブレードの強化と、アイドル中もしくは離席中、プレイヤーの代わりにダメージを与えてくれるヘルパーの購入と育成が必要になる。

そして、ブレードでボスにダメージを与えるにはタップ(クリック)操作ではなく、プレイヤーが自ら腕立て伏せをしなくてはならないのが本作における最大の特徴となっている。基本的に腕立て伏せはカメラのトラッキング機能で判別され、床につくギリギリまで身体を下ろすことによってブレードを構えた状態になり、そこから元の高さまで押し上げると攻撃に至ってボスにダメージが入る。

つまるところゲームスタート時におけるプレイヤーのステータスを前提とすれば、体力30のボスに対しては30回の腕立て伏せをすれば倒せるので、体力3兆のボスに対しては3兆回の腕立て伏せをすればいいというわけだ。ただ、前述したようにブレードの強化を図れば、腕立て伏せの回数を短縮可能。ブレードの強化においてはゲーム内通貨のクリスタルが必要で、それを手に入れるに当たっては放置中、自動的にクリスタルを掘り出してくれる鉱山を購入する必要があるようだ。

また、ヘルパーと鉱山はバッテリーが有効な間のみ機能するとのこと。このバッテリーというのはスマートフォン自体ではなく、ゲーム内のシステムを指す。バッテリーを充電をするに当たっては腕立て伏せが必要となる。

作者のAdam Atamnia氏はシンプルながらも創造性にあふれたインクリメンタルゲームと、体力を高め、筋肉を鍛え、パンプ感を得られる腕立て伏せが大好きで、双方を組み合わせ、インクリメンタルゲームの世界に新風を吹き込みたいとの思いから本作を制作したという。本記事執筆時点で米国のApp Storeには102件のユーザー評価が寄せられており、5点満点中4.0と好意的な評価を得ている。

ただし、放置プレイを基本とするインクリメンタルゲームで、プレイヤー自身が肉体的に関与しなくてはならないその作りから、Adam Atamnia氏によるRedditの投稿には「なぜこれを放置ゲームと呼べる?」「あなたは放置ゲームが何なのかが分かっていないと思います」とのツッコミや、「最初のボスで足止めを喰らっている」という悲鳴をあげるコメントが寄せられている。なかには「(このゲームをプレイするにおいて)服を着る必要はありますか?」との哲学的な質問を投げかけるユーザーも。

本稿執筆時点ではiOSのみとなっているが、Adam Atamnia氏によればAndroid版も近日公開予定であるという。放置型ゲームでありながら、肉体的な放置を許さない本作。Android版が登場すれば、さらに多くのプレイヤーがこの奇妙な筋トレに挑むことになりそうだ。

『Incremental Push Up』はiOS向けに無料配信中。永続購入権は800円だ。Android版は近日公開予定。

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シェループ
シェループ

2D&3Dアクションと手ごわいストラテジーが大好物の人。積みゲーが一向に減っていかない呪いに悩まされています。

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