新たなハードコアFPS『Road to Vostok』開発者、爆売れで早くも「今後何年分も開発資金が確保できた」と大喜び。“軍を退役”し個人開発にこだわった背水の作品が大ヒット中

Leinonen氏によると『Road to Vostok』のローンチは非常に好調だそうで、すでに今後数年分の開発予算を確保できたという。

個人ゲーム開発者のAntti Leinonen氏は4月7日、『Road to Vostok』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Leinonen氏によると本作のローンチは非常に好調だそうで、すでに今後数年分の開発予算を確保できたという。

『Road to Vostok』はシングルプレイ専用のサバイバルFPSだ。舞台となるのはフィンランドとロシアの国境地帯。プレイヤーはフィンランド内の避難区域からゲームをスタートし、各地を探索して物資を集め、ロシア領内のエリア「Vostok」への越境を目指す。

本作の世界では社会が崩壊しており、各地には武装した盗賊が存在。プレイヤーは敵と争いつつ各エリアを探索し、武器やアタッチメント、医薬品などさまざまな物資を集めていく。各地には商人も存在しており、アイテムを取引することが可能。またカスタマイズ可能なシェルターも各地に用意されており、集めた物資を保管することができる。

そしてマップの東には、「Vostok」と呼ばれるロシア領内のエリアが存在する。Vostokは強力な武装をもつ軍が支配しており、マップでもっとも危険なエリア。そしてVostok内で死亡すると、なんとセーブデータが消滅する。報酬は大きいがプレイが最初からやり直しになる可能性もある、ハイリスク・ハイリターンのエリアとなっている。

本作は4月7日に早期アクセス配信が開始。すると瞬く間に人気を集め、Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約2100件中81%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。同時接続プレイヤー数もピーク時に5000人を超えるなど、かなりの賑わいを見せている(関連記事)。

そんな『Road to Vostok』は、フィンランドのゲーム開発者Antti Leinonen氏が個人で運営する、Road to Vostok Ltdが開発している。Leinonen氏は、本作の開発経緯などを語る制作動画をYouTubeに投稿しており、同氏の経歴などについて語っている。その動画によると、Leinonen氏は元軍人。フィンランド国防大学を卒業して国防軍の士官になったが、ゲーム制作の夢を捨てられず、一年で退役したという。経済的な安定を捨てて、自身の構想にあったサバイバルゲーム『Road to Vostok』を作ることにしたのだそうだ。

そうして4月7日、ついに夢のゲームの早期アクセス配信を開始したLeinonen氏は 、9日に『Road to Vostok』の売れ行きについてポスト。多くの国でトップセラーに食い込み、非常に好調なローンチになっているという。リリースされたばかりということもあり、まだ十分なデータは集まっていない様子だが、何年分もの制作予算が確保できた見込みだとのこと。実際にSteamのグローバル売上ランキングを見ると、『Road to Vostok』は本稿執筆時点で16位にランクインしている。名だたる人気作の中に割って入っており、かなり売れているようだ。

先述の動画のコメントによると、同氏は本作に人生を懸けており、他の作品を作ることは考えていないという。また開発の独立性を保つために、パブリッシャーや投資家との契約もすべて断ったとのことで、背水の陣を敷く覚悟で制作に臨んだようだ。そうして本作の収益はほぼすべて開発資金に再投入できる体制になっているという。初動の売上が好調だったことで、これからも開発に専念できる状況になっているのだろう。なお本作の早期アクセス期間は2年から4年ほどを予定しているとのこと。正式リリースに向けて、コンテンツ量を現在の2倍に増やしていく予定だそうだ。好調の滑り出しを見せている『Road to Vostok』がどのように発展していくのか、今後の展開も期待される。

『Road to Vostok』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。現在リリース記念セールが開催されており、4月22日まで定価の25%オフとなる税込1725円で購入可能。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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