「エヴァンゲリオン」のイベント盗撮映像などを“拡散”したXユーザーが永久BAN処分に。悪名高かったゲーム系インフルエンサー
「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」の現地盗撮映像を発端として、公式映像が流出する事態が発生。盗撮動画などを拡散していた悪質なXアカウントについては、アカウント停止といった措置もとられているようだ。

2月21日から23日にかけて開催されたイベント「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」(以下、EVANGELION:30+;)において会場限定上映された短編アニメーション「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」の現地盗撮映像を発端として、公式映像が流出し、不当に拡散される事態が発生。一方で即時データは削除され、盗撮動画や流出映像を拡散していた悪質なXアカウントについては、アカウント停止といった措置もとられているようだ。
「EVANGELION:30+;」では、『NieR』シリーズで知られるヨコオタロウ氏がシリーズ構成・脚本に携わる「エヴァンゲリオン」完全新作シリーズの制作に関する初報が発表(関連記事)。あわせて短編アニメーション「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」が会場限定上映されるなど、新発表もおこなわれたイベントとなっていた。
一方で株式会社カラーの発表によると、同映像については無断での撮影・公開が禁じられていたにもかかわらず、それを無視した一部の来場者による現地盗撮映像がSNS上に違法投稿されていたという。さらに、Xへの削除申請の際、映像の著作権を証明するために記述したアクセス情報が、Xの仕様により、盗撮映像を投稿したアカウント側に開示される事態にも発展。その結果、本来社外に提供するつもりではなかった公式データが一時的に外部からアクセス可能な状態となり、3月7日早朝より、データをダウンロードした盗撮映像投稿者から、XをはじめとするSNS上へ公式映像が不当に拡散されるという事態になったと説明されている。同社は事態発覚後、即時データ削除を実施したという。
カラーは本件について、担当者の作業工程における人的ミスであり、X上での削除申請仕様への理解不足や誤認によって、盗撮映像投稿者へ公式データを開示してしまったことに起因すると言及。事態を重く受け止めており、関係者やファンへの謝罪も綴られた。なおそうした状況もあってか、短編アニメーション「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」については早々に公式YouTubeチャンネルにて公開されることとなった。
一方で、本件において流出した動画を拡散していたXアカウントRock Solidが停止措置を受けたことが注目を集めている。Rock Solidはフォロワー数200万人以上を誇っていたアカウントであり、当初は現地盗撮映像を拡散していた模様。さらに現地盗撮映像が著作権侵害に基づき削除申請を受けた際に、「日本の劇場向けに作られた本物の15分の映画の4K版が入ったGoogle Driveのリンクが送られてきた(they linked me a google drive with the actual 15 Minute film only made for Japanese theaters in 4k LMAOOO)」と報告し、すぐさまその映像を拡散していた。つまり、上述した「映像の著作権を証明するために記述したアクセス情報」を開示されたものとみられる。

その後Rock SolidのXアカウントはXの規約違反に基づいて停止。同アカウントの運営者がDiscordで報告するところによると、停止の理由は著作権侵害であり、アカウントは永久停止となったそうだ。カラーが複数件の著作権侵害を一気に申し立てたことで、即座に永久停止処分に至ったという。先述したとおり同アカウントは現地盗撮映像の拡散もおこなっていたとみられ、一連の拡散行為に著作権侵害が申し立てられ、X社がアカウント停止対応をおこなったわけだろう。
ちなみにRock Solidは、普段はゲームに関する言及も多いユーザーである。とはいっても、その多くがゲームやスタジオを過激に攻撃するもので、差別的な投稿も多く、反感を買うことも多かった。刺激的な投稿で注目を集めており、その延長で今回の「エヴァンゲリオン」の投稿もおこなったと見られている。
「新世紀エヴァンゲリオン」の30周年を祝うイベントであった「EVANGELION:30+;」。来場者へのサプライズとして用意された会場限定映像が、ルールを無視した盗撮行為を発端とする騒動に発展しているかたちだ。X側も盗撮映像や流出映像の拡散者に向けて取り締まりをおこなっているようで、悪質なケースについては今後も対処が進められるのかもしれない。
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