FPS未経験95歳、スーパーエイムおばあちゃんが大反響を呼ぶ。“法的には盲目”、しかし命中率約80%
プロゲーマーのZachsMaxed氏が、95歳の祖母が『Aimlabs』をプレイしている映像を公開し、注目を集めている。

プロゲーマーのZachsMaxed氏は1月6日、同氏の95歳の祖母が『Aimlabs』をプレイしている映像を公開した。病気で視力が非常に悪いという同氏の祖母が次々と的を撃ちぬいていく様子に、感嘆の声が集まっている。
ZachsMaxed氏はFPS『Splitgate』シリーズのプロゲーマーとして活動している人物だ。2022年に開催された「Splitgate Pro Series」に選手やコーチとして参戦し、賞金も獲得している。そんなZachsMaxed氏が1月6日、エイム練習用の無料トレーニングソフト『Aimlabs』のプレイ動画を、自身のXアカウントに投稿した。FPSのプロゲーマーにしてはエイムが遅いようにも思われたが、なんとこれは同氏の95歳の祖母がプレイしている様子だという。
ZachsMaxed氏によると、同氏の祖母であるAnne Krohley氏にはこれまでFPSの経験はなく、さらに患っている黄斑変性症の影響で、視界の中心部の視力がほとんどないという。「法的には盲目(legally blind)」とされており、日常生活には介助が必要な状態だそうだ。にもかかわらず、映像のAnne氏は的確に的を射撃。わずかに的を外す場面も見られるが、それでも80%近い命中率をキープしている。視覚障害を抱えているとはとても思えない、かなりのエイム捌きである。
ZachsMaxed氏の説明によると、Anne氏は視界の中心部はほとんど見えないが、周辺視野の視力は残されている。そのため、目の端で的をとらえながらエイムできるのだという。クロスヘアがかなり巨大に表示されているのも、周辺視野で見やすくするための工夫だそうだ。そんなAnne氏は『Aimlabs』の「スパイダーショット」モードを12984というスコアで見事終了。その名をスコアボードに刻んでいる。
この映像を投稿したZachsMaxed氏のポストには、非常に大きな反響が集まった。本稿執筆時点で、ポストのインプレッション数は約115万件に到達。いいねも約1万2000件集めており、『Aimlabs』の公式Xアカウントも「これは素晴らしい!(This is amazing!)」とリプライを送っている。視覚障害を抱える95歳の老人の“神業”に、驚愕と称賛の声が集まっているわけだ。
Anne氏はもともとプロのダンサー・振付師だという。バレエやジャズダンス、モダンダンスなどを修めており、世界トップレベルとされるウィーン国立バレエ団で公演していたこともあるそうだ。そんなAnne氏は、バレエをモチーフとした子ども向けの本「The Tale of the Cat and the Ballet Mouse」も執筆している。同書の説明によると、Anne氏は「情熱と根気があれば夢は実現できる」と、人々に伝えたいのだという。
ところで今回ZachsMaxed氏が公開した映像では、Anne氏のアカウントのものと見られる複数の記録が確認できる。Anne氏も初めて『Aimlabs』をプレイしていきなりこの結果を残したわけではなく、練習を重ねて上達していったのだろう。95歳になり、視力を損なってもなお、Anne氏の情熱と根気は衰えていないことがうかがえる。

またAnne氏は自身のYouTubeチャンネルを有している。そこでは70歳以上の人に向けてバレエのワークアウトをAnne氏が実演解説した、一本の動画が投稿されている。ZachsMaxed氏は「もし祖母をサポートしたいと思ったら、動画や本をチェックするだけで、彼女のこの一年は幸せなものになるだろう」とポストしている。FPSや動画投稿など、新たな挑戦を続けているAnne氏の活動に興味のある方はぜひ覗いてみてはいかがだろうか。
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