「あえて呪われる」ダンジョン攻略RPG『Curse Warrior』発表、来年3月26日発売へ。呪いさえも利用してキャラ強化、ただし呪われすぎると死ぬ

日本一ソフトウェアは12月11日、『Curse Warrior』を発表した。呪いを受けながら攻略を進めるダンジョンクローラーRPGだ。

日本一ソフトウェアは12月11日、『Curse Warrior』を発表した。同作はPS4/PS5/Nintendo Switch向けに、2026年3月26日に発売予定。通常価格は税込7920円となる。発表にあわせて、公式サイトなども公開されている。

『Curse Warrior』は、さまざまな行動で呪いを受けながら地下迷宮エクリプスを攻略していく、ダンジョンクローラーRPGである。本作の舞台となるエコーズは、豊かな海に面した交通の要所であった。しかしそんな風光明媚な街の近くには、地下迷宮エクリプスが存在。街の住人たちは、地下迷宮より湧き出るモンスターの襲撃におびえる日々を過ごしていた。モンスターの襲撃に対して、エコーズの街は冒険者へのモンスター討伐依頼を実施。冒険者である主人公は、地下迷宮エクリプスを攻略することとなる。呪いに満ちた、困難なダンジョン探索が繰り広げられる。

本作で探索する地下迷宮エクリプスは、呪いに満ちている。プレイヤーはダンジョン入口でクエストを受ける形式で、エクリプスや周辺ダンジョンに挑戦。コマンド選択式のバトルや探索を経て、引き受けたクエストを達成すると、報酬や経験値が獲得できるそうだ。

ただし本作では、プレイヤーの操作するパーティーがさまざまな行動によって呪いを受けるという。一つの呪いには、良い効果と悪い効果の双方が存在している。公開されたスクリーンショットでは、強靭の呪いでは体力上限が増える代わりに、被ダメージが増加。強欲の呪いでは、バトルゴールド量が増加する代わりに、マナ消費量も増加している。各呪いの効果には、常時発動やターン開始時など、発動条件も設定されているようだ。本作ではメリットとデメリットが同時に存在する呪いを受けながら、クエストの達成を目指していくわけだ。

呪いは敵の攻撃やトラップなどによって発生する。具体的には、パーティメンバーに呪いゲージが設けられており、ゲージが100%に達すると各キャラクターに新たな呪いが生じる。どれだけ注意しても呪いを受けずに探索することはできず、呪いゲージが300%を超えるとキャラクターが呪いに耐えきれずに死亡してしまう。そのため、呪いゲージが溜まってきた場合には撤退するか、街に帰って治療するなど、何らかの対処が必要になるそうだ。

また呪いの良い効果としては、体力回復や追加ダメージ、攻撃を弾くパリィなどが存在。悪い効果としては、各種パラメータ低下やコマンド選択を無視して味方を攻撃してしまうといった行動も存在するそうだ。呪いの強化要素として、呪結が発生すると呪いが合体してより強力な呪いへと変化する。街の解呪施設では、特定の効果だけが解呪可能とされており、デメリットだけの無効化も可能。解呪で溜まる「浄化ポイント」は、街の施設の強化などで使用できるという。本作では呪いと向き合い、上手く利用しながら進むダンジョン探索が待っているのだろう。

そのほか本作では、8種類のジョブを持つ冒険者が仲間として登場する。耐久値とダメージが高いものの、遅いファイター/バーバリアン。素早さと命中率が高いが打たれ弱い、レンジャー/アーチャー。回復や攻撃が集まりやすくなるスキルなど、タンクとして活躍できるものの呪い発動抵抗率がもっとも低いクレリック/パラディン。広範囲攻撃や強化スキルなどをもつものの、防御値がジョブ中最低のウィザード/ソーサラーが登場する。各冒険者は、ジョブごとにランダムな2種類のスキルを所持。同じジョブであっても冒険者ごとに所持スキルは異なり、酒場で出会える冒険者は日々変化していくそうだ。街でのパーティー編成や、仲間の育成も重要になるのだろう。

本作は、株式会社ぐるぐるが開発を担当している。公式サイトによると、同社は福岡に本社を構える、ゲームソフトの企画/開発などに携わる企業。2009年に設立されており、直近では『EDENS ZERO』の開発協力、『TRIBE NINE』のキャラクターモデリング制作/背景モデリング制作/キャラクターモデルなどを担当していたそうだ。またプレスリリースによると、本作では『DESTINY CONNECT』や『風雨来記5』に携わってきた戸田佳彦氏が、開発責任者を務めている。本作は日本一ソフトウェアと株式会社ぐるぐるによる、ダンジョンクローラーRPGとなるのだろう。

Curse Warrior』は、PS4/PS5/Nintendo Switch向けに2026年3月26日に発売予定だ。通常価格は、パッケージ/ダウンロード共に税込7920円となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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