娘育成シム『明月の娘』正式発表。『火山の娘』制作チームの新作は“英雄”な娘育成、大量のイベントとキャラが娘を待ち受ける

『明月の娘』は、侠の心が息づく国で英雄として娘を育てる、武侠神話×美少女育成シミュレーションゲームである。

デベロッパーのEgg Hatcher(养蛋人工作室)は6月23日、『明月の娘(明月的女、Moon Princess)』を発表。Steamストアページを公開した。同作は日本語にも対応し、Steam向けに開発中。ストアページ公開にあわせて、スクリーンショットなどが公開されている。

『明月の娘』は、侠の心が息づく国で英雄として娘を育てる、武侠神話×美少女育成シミュレーションゲームである。本作の舞台となる明月国には、侠の心が息づいており、江湖には武術を身に着けた者たちが集っていた。本作でプレイヤーは、名を馳せた英雄「大侠」となって江湖に身を置き、父あるいは母としてひとり娘と共に暮らしていく。

物語としては濃厚な武侠ストーリーを軸に、育成や戦闘、探索や経営といった要素が登場。娘を守り導いていくことで、成長とともに未来が多彩に変化する。娘はプレイヤーの選択次第で、武を極めた豪侠から、江湖に仇なす魔の道へ落ちたものにもなるとのこと。「武侠神話」「月と十二支」をテーマとした世界で娘を育成する育成シミュレーションが、マルチエンディングによって描かれる。

本作は、中国語圏の開発チームEgg Hatcherが制作している。過去作としては、2023年4月に『火山の娘』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で3万9025件中97%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。可愛い娘を始めとしたキャラクターや、遊びやすい内容などからプレイヤーの支持を得てきた。

本作『明月の娘』は、そんな高く評価された娘育成シミュレーションゲーム『火山の娘』の開発チームによる、新しい娘育成シミュレーションゲームとなるわけだ。プレスリリースによると今作では十二支をテーマに、12人の魅力的なNPCが登場。彼らを娘の恋人として選べるそうだ。ゲーム全体では60人以上のキャラクターが登場。エンディング分岐は職業関連が50以上、恋愛関連が20以上とされている。イベントやテキストは前作の2倍を超えているなど、前作より格段にスケールアップした作品となっている。周回プレイによって解放される要素や、今世の縁が来世につながるなど、何度でも遊びたくなるしかけも用意されているそうだ。

開発にあたっては、本作ではEgg Hatcherの2名がメインプロデューサーを担当しているという。テーマとなる「武侠神話」「月と十二支」については、Egg Hatcherの2人が心から惹かれ、ゲームで表現したいと強く願ったジャンルだったとのこと。プレスリリース内のコメントでは、多くの武侠小説や歴史小説を読み込んで世界観を練り上げたと語っており、中国語圏の開発チームらしい世界観や物語にも期待できそうだ。

『明月の娘』は、PC(Steam)向けに開発中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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