デベロッパーのlamedeveloperは10月12日、『WEBFISHING』をPC（Steam）向けに配信開始した。本作は、さっそく人気となっている。
『WEBFISHING』は、マルチプレイ対応のフィッシングゲームだ。個性豊かなキャラクターたちが集まるキャンプ場を舞台に、プレイヤーはどうぶつとして魚釣りなどのアクティビティに参加することになる。自身のアバターとなるどうぶつのキャラクターは、自分好みの見た目にカスタマイズすることが可能。種族をはじめ、毛色や顔のパーツ、コスチュームなどを細かく設定できるようになっている。
魚釣りでは、小さなカタツムリから巨大なサメまで、約100種類に及ぶ多様な生き物を収集することができる。釣った魚は売ることができるほか、自由に鑑賞を楽しむことも可能。また、魚を釣ることで経験値がたまってランクが上がり、新たなコスチュームや称号が手に入るようになっている。より効率的に魚を捕まえるために、釣り竿や釣り餌をアップグレードすることも可能だ。そのほか、キャンプ場では商店を利用したり、クエストを受注したり、スクラッチなどのギャンブルに興じたりすることができる。
本作の醍醐味は、チャット機能を利用したほかのプレイヤーとのオンライン上での交流だ。開かれたサーバーに参加すれば、見知らぬ人ともまったり釣りをしながら会話を楽しむことができる。その一方、本作はソロプレイにも対応しており、自分のペースで静かに釣りの時間を満喫することも可能となっている。
そんな本作は10月12日にSteamにてリリースされ、その後さっそく好評を得ているようだ。SteamDBによると、ピーク時には約3100人の同時接続プレイヤー数を記録。またSteamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約710件中98％が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。堂々のデビューだ。レビューでは、本作の心地よい雰囲気が高く評価されており、釣りや雑談をまったり楽しむことができる点が好評を博している。
『WEBFISHING』は、もともと2022年にItch.ioにて開催されたゲームジャム「Cozy Autumn Game Jam」向けに開発された作品だ。当時よりおだやかな雰囲気は好評で、作品の居心地の良さを評価する部門では同ゲームジャム内で7位にランクイン。そんなオリジナル版にさらなる改良を加えた本作が、Steam向けにリリースされたかたちだ。
本作の開発を手がけるlamedeveloperは、アメリカのミシガン州に拠点を置くゲームスタジオである。過去には3Dビジュアルノベル『a night out.』や、ローグライク弾幕アクション『THE GAMBLER』を制作しており、いずれもitch.ioにて無料でダウンロードすることが可能だ。本作は、そんな同スタジオのSteamにおける初のリリースとなるようである。
『WEBFISHING』は、PC（Steam）向けに配信中。なお、先述のゲームジャム版は現在もitch.io向けに公開されており、無料でダウンロードすることが可能だ。
