ダーク恋愛リアリティ撮影ゲーム『ザ・クラッシュ・ハウス』Steamにて8月10日発売へ。プロデューサーとして番組を作り、邪悪な秘密も暴く

Devolver Digitalは6月8日、『ザ・クラッシュ・ハウス(THE CRUSH HOUSE)』を8月10日(日本時間)にリリースすると発表した。

Devolver Digitalは6月8日、『ザ・クラッシュ・ハウス(THE CRUSH HOUSE)』を8月10日(日本時間)にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕に対応予定。発表にあわせて、デモ版も公開されている。

『ザ・クラッシュ・ハウス』は、リアリティー番組「ザ・クラッシュ・ハウス」のプロデューサーとなり真実にも迫っていく、ダークコメディ恋愛リアリティ撮影ゲームである。本作で扱う「ザ・クラッシュ・ハウス」は、1999年のもっとも人気のあるリアリティTV番組とされている。12人の個性的なキャストから、シーズンごとに4人が出演。マリブにある象徴的な豪邸を舞台に、キャストたちのロマンスや刺激的なドラマが展開されるのだという。

本作のメインキャラクターであるジェー(Jae)は、そんな「ザ・クラッシュ・ハウス」のプロデューサーである。プレイヤーは彼の視点からリアリティ・ショーを撮影し、番組打ち切りを回避。また番組に隠された真実にも迫っていく。リアリティー番組のさまざまな裏側が描かれるのだろう。

ジェーはプロデューサーとして、番組の打ち切りを回避していく。本作では12人のキャラクターの中から、各シーズンごとに4人の出演者を選択。シーズンごとに芽生えるロマンスなど、爆発寸前のドラマを撮影する。しかし番組には売り切りのリスクが存在している。「ザ・クラッシュ・ハウス」は、美食家から灯台学者まで、TVを持っている誰もが視聴しているのだという。戦略を立て、大勢の視聴者を楽しませることで、打ち切りを回避。CMを流して広告収入を得ることで、番組を存続させていくようだ。

また番組には、クラッシュジュースに依存している理由や勝利のスライドの続きなど、何らかの秘密が隠されている。番組が放送されない夜には、家の中を探検可能。ルールを破って出演者と会話することで、番組に隠された邪悪な秘密を暴くという。本作では、プロデューサー視点で秘密の隠されたリアリティ番組の謎を解き明かすのだ。

 


本作を手がけているNerialは、イギリスを拠点に活動するインディーゲームスタジオだ。過去作としては、『Reigns』シリーズを制作。2022年にリリースされた『Card Shark』では、Steamのユーザーレビュー2277件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

今回の発表にあわせて公開されたコメントによると、本作『ザ・クラッシュ・ハウス』はかなり奇抜で実験的かつ、リスキーなゲームになっているようだ。また発売までの2か月間には、バグ修正やバランス調整、ブラッシュアップなどが実施予定。発売に向けて、懸命に取り組んでいくそうだ。

『ザ・クラッシュ・ハウス』は、PC(Steam)向けに8月10日発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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