マルチ強盗FPS『PAYDAY 3』次回アプデで新スキルライン「Assassin」実装や進捗システム刷新などいろいろ変更へ。最高難易度はよりハードに
デベロッパーのStarbreeze Studiosは5月29日、クライムFPS『PAYDAY 3』の情報番組「Dev Update 05」を公開。本作では次回アップデートにて新スキルライン「Assassin」が追加されるほか、既存のInfamyシステムは難易度の緩和を目的として刷新される。またテッキーが新ドローンを携え、最高難易度は“よりハードに”生まれ変わっていくことが告知されている。
『PAYDAY 3』は、オンライン4人協力プレイ対応のクライムFPS『PAYDAY』シリーズの最新作だ。アメリカ・ワシントンDCを舞台とした前作『PAYDAY 2』から数年後、犯罪集団Payday Gangはニューヨークにて新たな強盗計画に挑む。このたび公開された「Dev Update 05」では、コミュニティ&インフルエンサーマネージャーのElisabeth Elvestad氏とグローバルブランドディレクターのAlmir Listo氏が登場している。
「Dev Update 05」では、今年2月に公開された本作の最新ロードマップ「Operation Medic Bag」において告知されていた内容が次回アップデートにて実装されることが発表されている(関連記事)。まず既存の実績システムのひとつである「Infamy」システムが新たなチャレンジシステムへと置き換わるようだ。Almir氏によるとInfamyシステムは『PAYDAY 3』開発段階で“これまでと違ったもの”と作りたいという開発チームの思いから出来上がった仕組みだったが、プレイヤーの意に染まないものであったと認識しているとのこと。
そのため次回アップデートにおいてはInfamyシステムを刷新し、強盗計画を完了するごとに経験値が獲得できるシステムへと変更される。なお既存のInfamyシステムについては大部分が廃止されるものの、武器チャームなどを獲得できるチャレンジとして残されるとのこと。
さらに5月25日の公式ブログにて内容が明かされた新スキルライン「Assassin(アサシン)」スキルラインが、次回アップデートで追加予定であることも明かされている(関連記事)。Assassinスキルラインは戦闘時/隠密時の双方で有用なスキルを兼ね備えており、消音と素早さをメインとしたスキルが並んでいる。既存のスキルとの親和性が強いのも特徴的で、スキルの組み合わせで深みのあるプレイが可能となることだろう。
また次回アップデートにて、これまでマップ「構文エラー」でのみ登場していた特殊兵「テッキー」が全マップに登場するようになることが発表された。さらにテッキーは新ドローンを携えて登場。ドローンからのフラッシュ攻撃を受けたプレイヤーはバフであるラッシュ、グリット、エッジが20秒間無効化されるようになるという。これまで以上に厄介な相手となることだろう。
さらに「Dev Update 05」では、最高難易度がより一層“ハード”になる調整も発表されている。最高難易度においては新たに6つの「Loud Modifier(ラウド調整)」が追加。たとえば「Armor-Piercing Round」は敵兵の装備を貫通弾へと変えるもので、被弾したプレイヤーは敵兵の基礎ダメージの10%が直接体力から引かれることとなる。また「Tactical Flashlight」は特殊兵である「シールド」にフラッシュ攻撃を追加し、プレイヤーに目くらましをしかけてくるようになる。
Loud Modifierと同様に「Stealth Modifier(ステルス調整)」も新たに2つ追加。「AI Surveillance」はカメラ警備室に警備員が常駐しなくなり、AIによる常時監視体制が敷かれることとなる。「Threat Detection System」は、マスクをつけていないプレイヤーがマップ上の全エリアで通報対象となる厄介な調整だ。最高難易度がより一層歯ごたえのあるゲームプレイとなることだろう。
「Dev Update 05」では、ほかにもローテーション制の「Mask of the Week」というシステムが実装予定。8週間のあいだに割引価格で“旬”のマスクを手に入れることができるようだ。次回アップデートにおいて、どのようなマスクが順番に追加されていくのか、注目したい。
『PAYDAY 3』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。ゲームシステムやスキルが深みを増すことで本作が今後どのように変化していくのか、次回アップデートに期待したい。