デスクトップ下部分で農業する放置ゲーム『Rusty’s Retirement』4月26日発売へ。ロボットたちの農作業を“ながら”で見守り、マルチタスクの合間に息抜き農場経営

 

デベロッパーのMister Morris Gamesは4月2日、『Rusty’s Retirement』を4月26日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によるとゲーム内は日本語表示に対応予定だ。日本語対応のデモ版も配信されている。


『Rusty’s Retirement』は放置系農業シミュレーションゲームだ。本作の大きな特徴は、PC画面の下部分しか使用しないため別の作業と並行してプレイできる点だ。プレイヤーは主人公のラスティやお手伝いロボットたちに指示を出しつつ、農場の発展を見守っていく。

ゲームプレイでは、モニターの下部に展開されるゲーム画面にて農場経営をおこなっていくことになる。プレイヤーが畑に種をまくと、ゲーム内のキャラクターが自動で水やりなどをおこない世話をしてくれる。種まきから一定の時間が経てば作物は収穫され、お金やロボットの動力源となるバイオ燃料が手に入る。そうして入手したリソースで畑を広げたりお手伝いロボットを雇ったりして、農場を拡大し作業を自動化していく。


作物は小麦やニンジン、トマトなどさまざまな種類が用意。種類ごとに成長速度や手に入るリソースの量が異なっている。すぐに収穫できる作物を小まめに育てたり、育つのが遅めの作物を中心に植えて作業量を減らしたりと、自由な農場経営が可能のようだ。

そのほか別の作業に集中するため、ゲームの進行スピードを遅くするフォーカスモードや、短時間で休息を挟む作業方法向けのポモドーロモードが用意されるという。またゲーム画面の大きさや位置は調整可能となっており、画面下側ではなく右側に縦長画面で表示することもできるようだ。全体として、マルチタスクを邪魔しない配慮がなされるとのことである。


本作を手がけるのはMister Morris Games。個人開発者のJordan Morris氏によるスタジオだ。過去には2Dロボットアクション『Haiku, the Robot』を制作している。同作はSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で約1700件を集め、うち91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ドット絵のロボットが動き回るかわいらしいグラフィックなどが好評を得た。本作『Rusty’s Retirement』でも、ほのぼのとした雰囲気のピクセルアートは健在のようだ。

本作は2023年11月に開発元公式Xアカウントで発表されると、本稿執筆時点で1万を超えるいいねを集める大きな反響を呼んでいた。SNSなどで注目を集める本作の発売日が今回明かされたかたちだなお弊誌では、本作開発者のJordan Morris氏にインタビューを実施し、本作が開発されたきっかけなどを訊いている(該当記事)。興味のある人はチェックしてみてほしい。

『Rusty’s Retirement』はPC(Steam)向けに、4月26日配信予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応予定。日本語対応のデモ版も配信されている。