オープンワールドMMOライフシム『Palia』Steam版好調スタート。ファンタジー世界まったり生活に人集まるも、課題も抱える滑り出しに

 

デベロッパーのSingularity 6 Corporationは3月26日、『Palia(パリア)』のPC(Steam)版を配信開始した。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くのプレイヤーを集め、好調な滑り出しとなっている。


『Palia』は基本プレイ無料のオープンワールドMMOライフシムゲームだ。プレイヤーはファンタジー世界の住人となり、平和な日々を送る。探索して資源を集めてクラフトしたり、家を作って飾り付けをしたり、農業や料理を楽しんだりすることができる。またそのほかにも、狩りや魚釣り、昆虫採集や遺跡の謎解きなど、いろいろなアクティビティが用意されている。エルフやロボットなどさまざまな種族のNPCと友情を深めるといった要素も存在。そうして、ほかのプレイヤーたちも行き交うワールドで、のんびりと暮らしていく。

基本プレイ無料タイトルである本作の課金要素として、ゲーム内通貨のパリアコインが販売されている。パリアコインではプレイヤーキャラクター用の特別な衣装などを購入できる。また、一定額課金をおこなうことでペットが入手可能となっている。

 


本作は2023年8月より公式サイトにて、オープンベータテストとしてPC向けに配信が開始されていた。また昨年12月にはNintendo Switch版もリリース。そうしたバージョンに続くかたちで、このたびSteam向けに配信が開始されたかたちだ。また本作はクロスプレイ・クロスプログレッションに対応。他プラットフォームのプレイヤーといっしょにプレイしたり、アカウントを連携させることで他機種での本作のセーブを共有して続きを遊ぶことが可能となっている。

そんな本作はSteam版がリリースされると多くのプレイヤーを集め、本稿執筆時点でSteam版の同時接続プレイヤー数はピーク時で約1万1000人を記録(SteamDB)。一方でSteamユーザーレビューでは、約1700件中59%が好評とする「賛否両論」ステータスとなっている。不評とするレビューにおいては、バグやサーバー問題などの報告が見られる。またMMOと標榜されているものの現状マルチプレイヤー要素が薄めである点には賛否があるようだ。一方、ハウジングなどのゲーム要素や急かされない平和なゲームプレイのほか、課金要素がスキン中心となっている点などは好評を受けている。


Steamでのリリースを迎え、好調な滑り出しを見せている『Palia』。一方で不具合やサーバーの安定性など課題も指摘されており、今後の運営で「賛否両論」となったユーザーレビューステータスがどのように変化していくのかも注目される。

なおSteam版配信を記念して、現在フロッグバードと呼ばれる巨大なカエルのぬいぐるみのプレゼントがおこなわれている。同ぬいぐるみはSteamウィッシュリスト登録数に応じてサイズが大きくなるというキャンペーンにより、人の2倍ほどの身長まで巨大化したものである(関連記事)。プレゼント期間は4月25日までとのことなので、興味のある方は早めにログインして受け取っておくとよいだろう。

『Palia(パリア)』は、PC(Steam/公式サイト)/Nintendo Switch向けに基本プレイ無料にて配信中だ。