デベロッパーのWave Gameおよびパブリッシャーのbilibiliは3月14日、現在PC(Steam)向けに早期アクセスとして配信中の『マジッククラフト(Magicraft)』にて、大型アップデートバージョン0.8を配信開始した。同アップデートにより、Steamにおける本作同時接続プレイヤー数が跳ね上がる盛況を見せている。なお、本作は日本語表示に対応している。
『マジッククラフト』は見下ろし視点のローグライクアクションゲームだ。プレイヤーは魔法の杖に選ばれた勇者となり、世界を救うことが目的となる。本作の特徴となるのは、杖や呪文の組み合わせによる魔法構築システムだ。本作には、攻撃力や呪文セット数などの性能が違う杖がさまざま存在。また、そこにセットする呪文も多彩に存在し、魔力の弾やビームで敵を攻撃する基礎的な呪文のほか、後続の呪文の威力を上げたり、毒を付与したり、回復や防御効果を発動させたりとさまざまな効果が存在。そうした多彩な呪文を組み合わせて、想像だにしなかったような独自の魔法を組み上げるのが本作の醍醐味となる。
呪文はプレイ中にいつでも組み替えられるほか、移動力アップや最大HP上昇などの効果を得られる遺物や、特殊効果を発動するポーションといった要素も存在。あらゆるものを利用し、独創性を発揮してダンジョンを踏破していくのだ。
本作は2023年11月2日にSteamにて早期アクセスとして配信を開始。リリース直後から同時接続プレイヤー数1万2000人を突破する人気を見せていた(関連記事)。作品に対しての評価も高く、本稿執筆時点で4881件のSteamユーザーレビューが寄せられ、うち87%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。
リリース後のアップデートも実施されており、昨年11月にはバージョン0.7へ、12月はバージョン0.75への大型アップデートが実施。新しい呪文(スペル)の追加などが行われていた。しかし、2024年に入ってからは大型アップデートはここまで実施されていない。小規模なパッチ配信などは実施されていたものの目立った動きはなく、Steamにおける同時接続プレイヤー数も、毎日ピーク時でも1000人前後で推移する程度に落ち着いていた。
そして3月14日、満を持して大型アップデートとなるバージョン0.8が配信。15日の時点でピーク時には6580人が遊ぶなど、ふたたび人気の隆盛を見せている(SteamDB)。同アップデートでは新たに第4章マップが解禁。コンテンツの追加も多く、アップデートを心待ちにしていたプレイヤーたちがふたたび本作に触れているのだろう。Steamにおけるアップデート告知へのコメントにも、プレイヤーらの喜びの声が多数寄せられている。
今回のアップデートの目玉としては、上述の第4章とナイトメア難易度が開放。新たな敵やボスが待ち受ける新ステージに踏み込めるようになっている。そして呪文についても10種類が追加。新しいNPCが追加され、プレイヤーからの要望も多かったという「選んだ呪文の出現を禁止する」要素が実装された。そのほか詳細などは、公式告知を確認してほしい。
なお、開発元は今後第5章の開発を進めていくとのこと。同章の完成後も、呪文や遺物といったコンテンツの追加はされていき、NPCが提供する機能の最適化などにも取り組んでいくという。クリエイティブ・ワークショップおよびエンドレスモードの開発にも引き続き取り組むそうだ。
『マジッククラフト(Magicraft)』はPC(Steam)向けに早期アクセスとして配信中だ。