魔法構築ローグライク『マジッククラフト』Steamにて好調&好評スタート。カジュアルに遊べる自由自在インフレ魔法ビルド

 

bilibiliは11月2日、Wave Gameが手がける見下ろし型魔法構築ローグライク『Magicraft(マジッククラフト)』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語にも対応している。発売から約1週間でSteamでは同時接続者数1万人を突破し、ユーザーレビューでは「非常に好評」ステータスを獲得している。


『Magicraft』は見下ろし視点の魔法構築ローグライクゲームだ。プレイヤーは魔法の杖に選ばれた勇者となり、世界を救うことが目的となる。その道中ではデフォルメされた“キモカワ”なモンスターたちを自分だけの魔法で撃破していき、獲得できる魔法や装備で自分を強化しながら各ステージのボスの撃破を目指そう。

本作の特徴として、膨大なビルドを選択できる点が挙げられる。モンスターが出現する部屋をクリアするたびに、自身を強化できる杖や魔法などのアイテムがドロップする。杖は攻撃力やマナ回復力、魔法をセットできる数などに影響する。魔法は杖にセットして使用するもので、球状、ビーム、使い魔の召喚などモンスターに攻撃できるものや、ほかの魔法に追加効果を付与するもの、敵の攻撃を防ぐ防御魔法など多種多様。複数の魔法を同じ杖にセットすることで、自分好みの魔法を組み上げることができる。魔法はいつでも組み替えることもできるので、気軽にいろいろ試すこともできる。

杖や魔法以外にも、移動力や最大HPなど自身の能力を強化できるアイテムや、道中の扉や宝箱を開錠できる鍵、ショップでアイテムを購入するためのコインなど数多く用意されている。各部屋で何がドロップするかは事前に表示され、選択が可能な場合もある。どの部屋に進むか戦略性も求められることだろう。なおプレイヤーがダウンすると所持するアイテムのほとんどを失って初めから再スタートとなる。ただ一部アイテムは持ち帰ることができ、プレイヤーの永続的な強化に使用できる。


『Magicraft』は早期アクセス配信開始後、Steamにてじわじわと同時接続者数を伸ばしており、最大で1万人を記録(SteamDB)。またユーザーレビューには、本稿執筆時点で約1200件が寄せられており、その内84%が高評価とする「非常に好評」ステータスを獲得している。自分だけの魔法を組み上げ、敵を倒す面白さや奥深さなどが評価されているようだ。また魔法構築ローグライクという点から、本作を『Noita』になぞらえるユーザーも散見される。

一方で本作『Magicraft』はいつでも魔法の編集が可能で、強化アイテム入手の機会が多いなどが特徴。『Noita』と比べると難易度は控えめでカジュアルに楽しめるといった評価を受けているようだ。

なお本作に向けてはさっそくバランス調整・不具合修正を中心とする複数回のアップデートが行われている。また早期アクセスを通して本作には、さらなるキャラクターストーリーなどが追加されていくとのこと。開発元からはエンドコンテンツに相当するエンドレスモードの実装も示唆されており、今後はさらに遊びごたえを増していくかもしれない。


『Magicraft』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。本校執筆時点では無料のデモ版も用意されているので、気になった人はプレイしてみるとよいだろう。