『Stardew Valley』無料大型アプデ1.6では、果樹を伐採すると苗木を獲得可能になる。果樹園に革命起こす“たった3文”のパッチノートチラ見せでファン熱狂
ConcernedApeは3月12日、『Stardew Valley』3月19日に実装される大型アップデート1.6について、その内容の一部をX上で公開した。たった3文の“パッチノート”だが、それは多くの反響を呼んでいるようだ。
『Stardew Valley』は牧場経営シミュレーションゲームだ。2016年2月27日にPC向けに配信。のちにPS4/Xbox One/Nintendo Switch/モバイル向けにもリリースされた。本作の舞台となるのは自然豊かなスターデューバレー。都会での仕事暮らしにうんざりした主人公はこの地にある祖父が遺した牧場を訪れる。しかし牧場は荒れ果て、村はさびれていた。そんなスターデューバレーを復興するため、農業・採掘・釣り・交流・ダンジョン探索などの要素をこなしつつ、牧場主として暮らしていくことになる。根強い人気を博しており、8周年を迎えた今年2月27日に売上が3000万本を超えたことが明かされていた。
そんな本作では、複数の無料大型アップデートが配信されてきた。そして今年2月27日、大型アップデート1.6がPC向けに現地時間3月19日に配信予定と発表された。コンソール/モバイル向けには後日の配信となるものの、できるだけ早くリリースされる見込みだという。
その大型アップデート1.6について、今回開発元のConcernedApeことEric Barone氏は、加えて一枚の画像とともに、fruit trees(果樹)についてのパッチノートを“チラ見せ”した。内容としては、果樹を伐採すると苗木が産出されるようになっているとのこと。また伐採した果樹は、シルバー以上の品質であれば、その品質を引き継ぐようだ。さらに品質が高ければ高いほど、苗木を植え替えた際に、収穫可能となるまでの期間が短くなるとのこと。
アップデートを目前に一部内容が明かされたこの投稿に対しては、多くの反応が寄せられた。本稿執筆時点では、約3000件にもおよぶリポストと約4万3000件にわたるいいねが集まっている。またコメントでは「文字通りゲームチェンジャーとなる」「果樹のメタを変えうるだろう」というように、アップデートによって大きな変化が訪れることを喜ぶ声が多く寄せられている。たった3文、しかも果樹にかかわるひとつの調整が公開されただけにも関わらず、コミュニティーは大歓喜の様相を呈している。
というのも、果樹の苗は基本的に数千ゴールドを払う、あるいはアイテムを集めて交換する必要があり、貴重なアイテムといえる。そのうえ成長による段階的な品質向上に数年という時間を要し、かつ伐採しても手に入るのは「ただの木材」だった。したがって、気軽に植え替えなどがおこなえず、果樹園を作るには立地などを熟考する必要があった。
それが今回のアップデートによって、伐採をおこなった際に苗木を落とすようになるわけだ。さらに苗木は品質も引き継ぎ、それに応じて収穫までの時間も短くなるという。果樹園のレイアウト変更がやりやすくなるだろう。「3文」のパッチノートへの“熱狂”も頷ける。
なお大型アップデート1.6については、当初、前回の大型アップデートである1.5と比較してずっと小規模になると予告されていた。しかしながらその内容は徐々に盛られていき、PC版では同アップデートにて8人までのマルチプレイに対応予定。ほかにも新しいお祭りが複数追加されることが予告されたり、鎌の上位ツール「イリジウムの鎌」登場の“匂わせ”があったりとさまざまな要素の登場が示され、そのたびにコミュニティーが狂喜乱舞してきた(関連記事1、関連記事2)。新要素がユーザーの需要を踏まえていることもあってか、今回の果樹にまつわるパッチノートのチラ見せでも同様に大盛り上がりしているかたちだ。
ちなみにEric Barone氏は投稿内で「started working on the patch notes for 1.6(1.6のパッチノートに取り組み始めた)」とも発言。3月19日にパッチ1.6を控えていることもあり、近いうちに全文が公開されそうである。たびたびチラ見せや匂わせで歓喜してきた本作コミュニティーの、パッチ1.6の全文公開後の反応も注目される。コミュニティーの行方も含め、大型アップデート1.6を心待ちにしたいところだ。
『Stardew Valley』は、PC/Xbox One/Nintendo Switch/モバイル向けに配信中だ。大型アップデート1.6はPC向けに現地時間3月19日に配信予定。