『ホグワーツ・レガシー』では今夏の無料アプデでついに新要素登場へ。“プレイヤーへの感謝を示す”コンテンツ準備中

 

Avalanche Softwareのコミュニティマネージャーを務めるChandler Wood氏は3月8日、『ホグワーツ・レガシー』に今夏に予定されているアップデートでは、新要素が含まれることを伝えた。同アップデートについては、過去にPS5/PS4独占コンテンツとなっている「呪いのホグズミード店」がほかのプラットフォームでも配信予定と伝えられていたが、新たなコンテンツアップデートも準備されているようだ。


『ホグワーツ・レガシー』は人気小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたゲームだ。対応プラットフォームはPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo SwitchおよびPC(Steam/Epic Gamesストア)。開発はWB Games傘下のスタジオAvalanche Softwareが手がけている。本作でプレイヤーは、ホグワーツ魔法魔術学校に5年生として入学。授業や探索に励みつつ、世界をめぐる大きなしがらみに巻き込まれていく。ゲーム内には広大なフィールドが存在。学校および学校周辺のエリアを冒険し、誰かの悩みを解決したりしながら、戦いなどを介して成長するのだ。

本作公式Xアカウントは1月27日に、PS5/PS4独占コンテンツとなっている「呪いのホグズミード店」が、今夏にほかのプラットフォームでも配信予定と告知していた(関連記事)。そして今回、Avalanche Softwareのコミュニティマネージャーを務めるChandler Wood氏が、同無料アップデートの内容について言及。1月27日の公式Xアカウントの投稿にて「追加要素とアップデート」と記載されていたことは“意図的”だったと強調した。


つまり今夏のアップデートでは「呪いのホグズミード店」のPS4/PS5以外のプラットフォーム向け配信だけでなく、さらに追加要素も用意されるわけだろう。Chandler氏はアップデート内容を詳しく明かす準備はできていないとしつつも、ゲームへの素晴らしい反響を受けてプレイヤーにささやかな感謝を示したいと綴っている。

『ホグワーツ・レガシー』は2023年2月10日にPC/PS5/Xbox Series X|S向けに発売され、先月1周年を迎えた作品だ。これまでの展開としては、ほかのプラットフォームへの移植のほか、不具合修正や遊びやすさの改善・アクセシビリティの拡張などが中心に実施されてきた。高い人気を博した作品ながら、コンテンツアップデートなどの新展開はなかったわけだ。Chandler氏の今回の投稿を見るに、今夏のアップデートで待望の新要素実装がおこなわれるようである。

なおAvalanche Softwareの親会社WB Gamesを擁するWarner Bros. Discoveryでは、従来手がけてきたコンソール向けのAAAタイトル(大型タイトル)はビジネス的に“不安定である”と判断され、今後ライブサービスゲームの開発に注力する方針があると先日明らかになった(関連記事)。今回Chandler氏が今夏の『ホグワーツ・レガシー』のアップデートの内容について改めて言及したのは、そうした親会社の方針はあるものの、少なくとも本作には新展開が用意されていることを強調する狙いもあるのかもしれない。

ホグワーツ・レガシー』はPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo SwitchおよびPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売中だ。