『パルワールド』のリーダーボス捕獲バグが“うっかり修正”される。意図せず直り、なぜか謝る公式
株式会社ポケットペアは2月27日、『パルワールド(Palworld)』Steam版にてアップデートv0.1.5.0を配信開始した。本作公式Xアカウントによると、本アップデートでは「リーダーボスを捕獲できるバグが意図せず直ってしまった」という。
『パルワールド』は。不思議な生き物パルたちの暮らす島でサバイバル生活をおくる、モンスター収集オープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。本作でプレイヤーは、ゲーム冒頭にてパルたちの生息する島へ漂着。野生パルをパルスフィアによって捕獲し、彼らを活用することで島での日々を過ごしていく。また島の各バイオームで活動する敵対組織も存在。各地に点在する塔にて、リーダーたちとのボス戦を制するのだ。
アップデートv0.1.5.0では建築における階段と三角屋根の建築制限が大幅に緩和されたほか、“異常に高額”であった釘の売却金額が1個160Gから20Gへ修正されるなどの調整・バグ修正が実施。一方パッチノートにない、「意図せず直った」バグもあるという。本作公式Xアカウントが伝えている。
本作公式Xアカウントによれば、「リーダーボスを捕獲できるバグ」がうっかり修正されたとのこと。本作では本来リーダーボスにパルスフィアを投げても捕獲できない。一方で所定の手順を踏むことで、リーダーボスを通常のパルと同じように捕獲することができるバグが注目を集めていた。パルと共にリーダーまで捕獲され、ほかのパルと同じく使役することが可能。シュールなだけでなく通常のパルよりも強力であり、一定の実用性もあるグリッチであった。
今回、そうしたバグが「意図せず直った」とのこと。ほかの要素のバグ修正に伴って、ついでに直ったかたちかもしれない。公式Xアカウントはうっかりバグが直った点について「大変申し訳ございません」となぜか謝罪を伝えている。過去には公式Xアカウントが自ら紹介していたバグであり、コミュニティで楽しまれている点も公式で認識していたのかもしれない。
ちなみにポケットペアの代表取締役社長・溝部拓郎氏は過去に『クラフトピア』に関する弊誌のインタビューにて、基本的にはユーザーに利用されているバグを直さないようにしているとの開発方針を伝えていた(該当記事)。「一部のバグを直さないように」バグを直しているといい、『クラフトピア』ではバグがうっかり直ってないかを確認してもらうフローも用意されていたという。公式Xアカウントが謝罪を述べた点を見るに、本作『パルワールド』でも引き続きそうした開発方針はあるのかもしれない。
ちなみに本作ではパルスフィアでパルだけでなく人間も捕獲できる。パルとリーダーを捕獲できる点も、シュールながらも世界観に則しているかもしれない。本作は早期アクセス配信中であり、リーダーボスの捕獲が今後バグではなく何らかのかたちで公式な要素として実装される可能性もゼロではないだろう。
『パルワールド』は、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに発売中。Xbox Game Pass(Xbox/PC/クラウド)にも対応している。