大人気銀河TPS『ヘルダイバー2』同接上限を「80万人」に拡大。先週末はサーバー問題が起きなかったとし、問題は収束の方向へ
Arrowhead Game Studiosが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントからPC(Steam)/PS5向けに販売中の協力型TPS『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』。開発元の CEO兼本作クリエイティブディレクターのJohan Pilestedt 氏は、本作の同時接続プレイヤー数の上限を80万人に拡大したと発表した。また先週末はサーバー問題が発生しなかったとし、本作のサーバー問題が解消に向かっていることを明らかにした。
『HELLDIVERS 2』は、2015年に発売された『HELLDIVERS』の続編となるTPSだ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応し、PC版とPS5版の間でのクロスプレイもサポート。プレイヤーはエリート兵士ヘルダイバーとなり、宇宙生物のムシや、オートマトンと呼ばれる殺人ロボットの大群に立ち向かうミッションに挑む。プレイヤーには数多くの武器が用意されるほか、軌道上の軍艦からの戦略支援を受けることもでき、それらのアンロック・強化要素も用意されている。
本作は今年2月8日にリリースされるとさっそく好評を博し、多くのプレイヤーを集めてきた。2月18日時点でSteamとPS5をあわせたピーク時の同時接続プレイヤー数が50万人前後であると報告され、さらにその後Steam版の同時接続プレイヤー数はピーク時で45万人を突破(SteamDB)。SIEが販売するPC向けタイトルとして最高記録を更新するなど、勢いを見せてきた。
一方、開発元の予想を超えるプレイヤー数が集まったことでサーバーには問題が発生。ログインできないといった不具合がプレイヤーより相次いで報告された。開発元は当初25万人に設定していたサーバーの同時接続プレイヤー数の上限を段階的に引き上げるも、増加した枠もすぐに埋まってしまうなど、問題の対応に追われるかたちになっていた(関連記事1、関連記事2)。
そうしたなか2月25日、開発元CEO・Johan Pilestedt氏は同氏のXアカウントにて、本作の同時接続プレイヤー数の上限を80万人へ拡大したと発表した。発売当初の25万人から3倍以上に引き上げられたかたちとなり、本作の想定を超える盛況ぶりがうかがえる数字だ。また同ポストの約12時間後、Pilestedt氏は今週末はサーバー問題が発生しなかったとXにて報告。サーバー問題が解消に向かっていることを伝えている。
本作は発売以来多くのプレイヤーを集めると同時に、アクセス過多により不具合が発生。人気作ならではの問題に悩まされてきた。開発元より連日のアップデートがおこなわれるもプレイヤー数の増加に追いつかない様子で、なかなか問題解消に至らなかったが、どうやら峠を越えた様子である。Pilestedt氏はこれで従来の計画に戻り、本作の改善に時間を費やすことができると伝えている。サーバー問題に一区切りがつき、今後はコンテンツの追加などもおこなわれていくのだろう。開発元の予想を超えるヒット作となった本作のさらなる発展が期待される。