PS5/PC向け銀河大戦TPS『ヘルダイバー2』Steam同時接続プレイヤー数がなんと「40万人」を突破。ただし人増えすぎて困るので同接上限を設定

 

Arrowhead Game Studiosが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントからPC(Steam)/PS5向けに販売中の協力型TPS『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』。そのSteam版の同時接続プレイヤー数が、2月19日についに40万人を突破した。一方で開発元は、プレイヤー増加への対応に追われているようだ。

『HELLDIVERS 2』は、2015年に発売された『HELLDIVERS』の続編となるTPSだ。ソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応し、PC版とPS5版の間でのクロスプレイもサポート。プレイヤーはエリート兵士ヘルダイバーとなり、宇宙生物のムシや、オートマトンと呼ばれる殺人ロボットの大群に立ち向かうミッションに挑む。プレイヤーには数多くの武器が用意されるほか、軌道上の軍艦からの戦略支援を受けることもでき、それらのアンロック・強化要素も用意されている。

本作は今年2月8日にリリースされると、Steam版の同時接続プレイヤー数が一気に8万人を突破。そしてその後も増加の一途をたどり、本日2月19日の本稿執筆時点までのピーク時には約41万人に達した(SteamDB)。これはSteam上においてトップ10内に入る数字で、また『GTA V』や『モンスターハンター:ワールド』『Starfield』『Destiny 2』などの最高記録を上回る。本作は、SIEが販売するPC向けタイトルとして、新たな記録を打ち立て続けている。

PS5版に関しては具体的に確認できる数字はないものの、開発元Arrowhead Game StudiosのCEOで本作のクリエイティブディレクターを務めるJohan Pilestedt氏は2月18日、ピーク時の同時接続プレイヤー数は50万人前後であると述べていた。同日のSteam版はピーク時に約30万人を記録していたことから、PS5版は20万人程度だったという計算になりそうだ。Steam版と同様に、現在はさらに増加しているものと考えられる。


このように大きな人気を得ている『HELLDIVERS 2』であるが、急激なプレイヤーの増加が問題を引き起こしている模様。Steamのユーザーレビューでは、ゲームプレイ自体は好評である一方で、サーバーが満員であるとのエラーが出たり、マッチングが不安定であったりといった問題が報告され、不評も多く投じられている。

こうした状況に開発元は2月18日、サーバーの増強に最善を尽くしているものの、その許容量に問題が発生していると公式Discordを通じて報告。またその数時間後には、プレイヤーがログアウトされるなどのサーバー関連の問題が発生しているとし、開発元は24時間体制で臨んでいるものの、対応に苦慮しているとした。

そして同スタジオは、サーバーの安定性を高めるために、同時接続プレイヤー数の上限を45万人程度に制限すると表明。また、その上限を引き上げられるようパートナーと協力していくとのこと。今回Steam版の同時接続プレイヤー数のみで約41万人まで記録したことを考えると、すでに上限引き上げが実施されている可能性があるかもしれない。このほか前出のPilestedt氏は、ログインしたままゲームを放置するプレイヤーへの対処をチームに伝えたことも明らかにしている。今後の見通しについては現時点では明らかにされていないが、少しでも早く状況が改善されることが望まれる。

『HELLDIVERS 2』は、PC(Steam)/PS5向けに配信中だ。