『ファイナルファンタジーVII リバース』体験版でさっそく「ピアノ演奏」に夢中になる人続出。セフィロスそっちのけ、楽譜もなしでいろんな曲の演奏会始まる
スクウェア・エニックスは2月7日、『FINAL FANTASY VII REBIRTH(ファイナルファンタジーVII リバース)』(以下、FF7 リバース)の体験版を配信した。そのなかに登場するピアノのミニゲームにハマってしまう人が続出しているようだ。海外メディアKotakuが伝えている。
『FF7 リバース』は、RPG『ファイナルファンタジー7』を現代の技術で蘇らせるリメイクプロジェクトの第2弾。2020年発売の『FINAL FANTASY VII REMAKE』に続く作品だ。前作で魔晄都市ミッドガルでの戦いを経た主人公クラウドと仲間たちは、本作にていよいよ広大なフィールドを舞台にした新たな旅に出る。
体験版では、ニブルヘイムを舞台にするエピソードをプレイ可能。クラウドとセフィロスを操作して、魔晄炉で起きた異常の調査のためニブル山へと向かうことになる。そんな本作において、ピアノを弾くミニゲームに夢中になってしまう人が多いようだ。
ピアノは、体験版ではニブルヘイムにあるティファの家で弾くことができる。なおオリジナル版でも、ティファの家を訪れた際にピアノを演奏するイベントなどが用意されていた。リメイク版である『FF7 リバース』ではその要素がミニゲームとして大きくパワーアップ。「楽譜」を入手しながらピアノを演奏するミニゲームになり、高難易度な譜面も用意されているという。体験版では「ティファのテーマ」のみが楽譜として登場し、演奏ミニゲームを楽しめる。
ピアノは主に2つのスティックを用いて演奏する。音階は8つの方向に割り当てられており、スティックを任意の向きに倒すことで音を出すことが可能。半音やオクターブの上下も可能。演奏において左手にあたる部分は和音/短音の切り替えもでき、自由な演奏ができるようになっている。
先述のとおり体験版内では「ティファのテーマ」が楽譜として用意されている。ミニゲームながら凝った演奏システムなどもあってか、体験版配信直後から手強いとする反応やパーフェクトクリアの達成報告など、ユーザー間で話題を博していた。
一方、ピアノ演奏ミニゲームでは、その演奏における自由度から「ティファのテーマ」だけでなく、さまざまな楽曲の演奏を試みる人が続出しているようだ。X上では、さまざまな楽曲を弾いた動画が共有されている。たとえば本作のテーマソング「No Promises to Keep」や、『ファイナルファンタジーX』の「ザナルカンドにて」など、『FF』シリーズの楽曲を演奏しているものが挙げられる。楽譜が用意されていない楽曲を、自力で演奏し始めているかたちだ。
また『FF』シリーズの曲に限らず、いろんなゲームの楽曲も演奏されているようだ。『UNDERTALE』の楽曲「MEGALOVANIA」を弾く人や『キングダムハーツ』のエンディングテーマ「光(英語版では「Simple And Clean」)」を演奏する人なども現れている。なかには海外アニメ「ザ・シンプソンズ」のテーマ曲など、ゲームに関する曲以外も演奏されているようだ。
『FF7 リバース』にて実装されるピアノのミニゲーム。製品版ではさまざまな楽曲が楽譜として登場するとみられるものの、体験版時点で待ちきれずに独自の演奏を楽しむユーザーも現れている様子だ。キーの幅広さや和音/短音の選択など、ミニゲームにしてはやたらと演奏の自由度が高いことも、反響に繋がっているのだろう。
なおほかのゲームでは、『The Last of Us Part II』にてDUALSHOCK 4コントローラーのタッチパッドやボタンを用いてギターを演奏するミニゲームが実装されていた。同作においてもギター練習に夢中になるプレイヤーが続出しており、ゲーム系以外のメディアにも取り上げられるほどの話題となった(関連記事)。ちなみにそうした反響を受けてか、PS5向けに1月19日に発売された『The Last of Us Part II Remastered』ではギター演奏要素をパワーアップさせた「ギター演奏」モードも収録されている。
今回の『FF7リバース』でも自由度高く演奏できる点などから、体験版からさっそく演奏ミニゲームが人気を見せているかたちだ。なお体験版に向けては2月21日にアップデートが配信予定。神羅の一大軍事拠点となっている要塞都市ジュノンが存在する一部エリアでのフィールド探索も楽しめるようになるそうだ。こちらでもピアノを含めさらなるミニゲームを遊べるかどうかにも注目したい。
『FINAL FANTASY VII REBIRTH(ファイナルファンタジーVII リバース)』は、PS5向けに2月29日発売予定。体験版は現在配信中だ。