Fading Clubは1月31日、『Psychopomp』をリリースした。対応プラットフォームはPC（Steam/itch.io）。リリース後にはSteamのユーザーレビューで「非常に好評」ステータスを獲得するなど、好調なスタートを見せているようだ。
『Psychopomp』は無料の短編サイコホラーゲームだ。本作の主人公は、都市伝説やオカルトなどの存在を信じて疑わないような人物。社会がそれらの存在をひた隠しにしていると考えている彼女は、その秘密を暴くために「Psychopomp」というヘルメットを開発する。このヘルメットを通すと、奇妙な生き物や死体など“世界の秘密”を見ることができるようになった。また彼女は、すべての公共施設の地下にはカタコンベ（地下墓地）が隠されていることに気が付く。そこで彼女はこれらの秘密を暴くため、都市に隠された地下通路の探索へ赴くことになる。
本作のゲームプレイは3Dのダンジョン探索にて展開される。一人称視点で十字移動をしながら、地下迷路を探索していく。また本作には3つのマップが用意されており、下水処理場・子ども病院・学校、それぞれの地下を探索することになる。ダンジョン内には、アイテムや不思議な生き物などが存在。アイテムを集めNPCに話しかけながら、地下に隠された謎を解き明かしていくのだ。
本作は1月31日にSteamでリリースされ、さっそくユーザーからの好評を得ている様子だ。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、128件中98％が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ユニークな世界設定のほか、奇妙な雰囲気を味わえる点などが評価を受けている。また、無料かつ短いプレイ時間で不気味な体験をできることも高評価の要因となっているようだ。右も左も分からず地下墓地に放り込まれる点や、狂気に満ちたテキストも持ち味として評価されている（本稿執筆時点で対応言語は英語のみ）。
本作を手がけるのは、アメリカに拠点を置くFading Club。個人開発者のKarbonic氏が運営しているゲームスタジオだ。過去にはRPG『DashBored』や、サイケFPS『DREAMWILD』などをリリース。そして本作は同スタジオの4作目として、また初の無料作品としてリリースされた。同スタジオは、過去作から奇妙で不気味な世界を一貫して描いており、本作ではそれがよりホラーテイストに表現されているかたちだ。
『Psychopomp』は、PC（Steam/itch.io）向けに無料で配信中だ。
