『グランブルーファンタジー リリンク』Steamにて絶好調スタート。キャラの個性際立つマルチ対応アクションRPG、不具合も素早く改善進む
Cygamesは2月1日、『Granblue Fantasy: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)』を発売した。対応プラットフォームはPS5/PS4/PC(Steam)。Steamではさっそく多くのプレイヤーが集まり、セールス面でも好調なスタートを見せているようだ。
『グランブルーファンタジー リリンク』は、スマートフォン向けRPG『グランブルーファンタジー』(以下、グラブル)をもとにした3DアクションRPGだ。本作の舞台は、伝説の地を目指す旅の道程でたどり着いたというゼーガ・グランデ空域。主人公を含めた騎空団の仲間たちは、謎の組織アヴィア教団などと戦いながら、空を巡る新たな冒険を繰り広げていく。シングルプレイ用のストーリーモードに加えて、最大4人でのマルチプレイに対応するクエストモードも用意されている。
プレイアブルキャラクターとしてはグラン/ジータのほか、カタリナ/ラカム/イオなど『グラブル』のキャラクターたちが多数登場。それぞれのキャラクターを特徴づけるアクションが用意されている点も持ち味となる。また4人で集中攻撃する「リンクアタック」「奥義チェイン」などの要素も存在する。さらに、アクションゲームを普段遊ばないプレイヤーへ向けた、アシストモード/フルアシストモードといった仕組みも用意される。
本作発売後、国内X上では「リリンク」がトレンド入りするなど大きな反響を呼んでいる。またSteamでは8万5334人の最大同時接続プレイヤー数を記録し、直近でも数万人のプレイヤー数を維持(SteamDB)。またSteamのゲーム売上ランキングでは日本だけでなくアメリカ、中国でも首位を飾り、グローバルのランキングでもトップに位置していた(gamebiz)。
本作はSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で約6500件が寄せられ、うち74%が好評とする「やや好評」ステータス。ユーザーレビューやSNS上の反応を見るに、体験版時点で注目を集めていたキャラクターごとに大きく異なるアクションが用意されている点は引き続き評価を受けているようだ。また2Dイラストを立体化したような表現を目指したという3Dグラフィックや演出も好評。『グラブル』をプレイしたことがない新規層が好評を投じるレビューも見られる。
そのほかステージ探索時や戦闘時に細やかにセリフの掛け合いが用意されている点も注目されている。そうしたキャラクター描写は『グラブル』ファンからの好評を受けるほか、「カリオストロ」をはじめ特徴的なキャラクターに新規層が注目するきっかけになっている様子だ。
一方でSteamにおいては一部環境でゲーム起動後に正常にゲームが動かなくなることがある点が既知の不具合として報告されている。Steamユーザーレビューでも不具合に対する不評が投じられており、売上やプレイヤー数では好調な一方で評価ステータスとしては「やや好評」に留まるスタートとなったようだ。
一方Steam向けに本日配信されたVer.1.0.4アップデートではさまざまな不具合修正がほどこされたほか、さっそく先述のSteam版の不具合が緩和され、引き続き調査・対応が進められていることが伝えられている。報告されている問題に対して、早急な対応がおこなわれているかたちだ。Ver.1.0.4アップデートはPS5/PS4向けにも2月5日に配信予定となっている。
なお本作に向けては発売後もアップデートによる新規コンテンツ追加がおこなわれる見込み。3月上旬にはVer.1.1.0アップデートが予定されており、超高難度クエストとなる「ルシファー戦」が配信予定だ。また4月のVer.1.2.0アップデートでは追加キャラクターとして「シエテ」「ソーン」が配信予定となっている。好調なスタートを切った本作の、今後の新展開も注目されるところだろう。
『グラブル』ファンだけでなく新規層からも好評が寄せられ、Steamでは絶好調なスタートを切った『グランブルーファンタジー リリンク』。本作は2016年8月開催のCygamesNEXTにて初発表され、7年以上の時を経てついに発売を迎えた。キャラクターごとのゲームプレイの違いやグラフィックなど、開発チームがこだわった部分はしっかりと評価を受けているようだ(弊誌インタビュー記事)。なお弊誌では『グラブル』序盤のストーリーやキャラクターを紹介するガイド記事を掲載している。『グラブル』に関する情報を知りたい人はそちらもチェックしてみてほしい(該当記事)。
『Granblue Fantasy: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)』はPS5/PS4/PC(Steam)向けに発売中だ。