『スプラトゥーン3』最新アプデで、なんとアメフラシに「体力回復効果」実装へ。唯一無二の性能を得て強化となるか
任天堂は1月24日、『スプラトゥーン3』の更新データVer. 6.1.0の内容を公開した。同アップデートは1月25日午前10時に配信予定。アップデートにはブキの変更やステージの地形変更のほか、スペシャルウェポン「アメフラシ」に“新機能”が加えられる予定だ。
今回のアップデートでは、スペシャルウェポンの「アメフラシ」に変わった調整が加えられる。アメフラシは装置を投げると、着地地点から雲が発生するスペシャルウェポンだ。雲はインクの雨を継続的に降らせつつ、投げた向きに一定時間ゆっくりと動き続ける。インクの雨は範囲内をまばらに塗るほか、敵にダメージを与える。
とはいえ、アメフラシによるダメージでは、4秒ほど範囲内にいないと倒せないうえ、発生する塗りも、そのままで移動するには隙間が大きい。そのため従来は、基本的な運用としては、雨を降らせることによって相手を移動させたり、味方とともに前線を上げたりするといった、エリアコントロールやサポート的な使用がメインとなっていた。
今回そのアメフラシに回復効果が追加される見込みだ。パッチノートによれば、自チームのアメフラシの効果範囲内にいるときには、センプクしていなくても、ダメージが素早く回復するようになるとのこと。
前作『スプラトゥーン2』では「インクアーマー」として、一定量のダメージを防ぐアーマーを展開するスペシャルが存在していた。しかしシリーズを通して、体力を回復するというスペシャルは存在していなかった。それが今回のアップデートによって、アメフラシが『スプラトゥーン』シリーズ史上初めて、味方の体力を回復するスペシャルウェポンとなる。
回復効果がつくことにより、雨が降る範囲内での戦闘や、前線の押し上げがより容易になると思われる。また苦戦していそうな味方に向けて投げたり、戦闘の直前に準備したりすることで、体力を回復しつつ戦闘を継続する、という新たな使い方もできるだろう。ジェットスイーパーカスタムやエクスプロッシャー、ノーチラス47などといったアメフラシ持ちのブキが、より活用しやすくなるかもしれない。
そのほかアップデートでは、ステージ「ナメロウ金属」の地形が全ルールにおいて変更される。Splatoon公式Xアカウントは1月19日に本ステージの改装をおこなうと告知。投稿に添付された画像からは、リスポーン地点付近の拡張や足場の追加、ステージ中央の金網について変更すると思われるような赤線が記されている。
またメインウェポンの変更については、N-ZAPシリーズの最大ダメージが増加したり、ダイナモローラー、ヴァリアブルローラーのヨコ振りで大ダメージを与える角度が広くなったりしている。
一方でボトルガイザーの初段のインク消費量が増えたり、ジムワイパーのタメ斬りによる塗りの幅が狭くなったりするといった弱体化もおこなわれている。一部のブキを扱いやすくしつつも、遠くから交戦や戦線維持が可能だったブキを調整し、バランスをとる狙いだろう。ほかにもポップソナーやスペシャル必要ポイントなど、多くの変更が加えられている。詳細については公式パッチノートを参照されたい。
『スプラトゥーン3』はNintendo Switch向けに発売中。更新データVer. 6.1.0は1月25日午前10時に配信予定だ。