『オーバーウォッチ2』ディレクター、「タンクとダメージヒーローの自己回復は新シーズンの大規模調整の一部」と強調。ユーザーの賛否にアンサー

『オーバーウォッチ2』のディレクターAaron Keller氏は、シーズン9でタンクおよびダメージヒーローに実装予定の「自己回復」のパッシブアビリティについて言及。大規模に実施予定の調整の一部にすぎないと強調した。

オーバーウォッチ2』のディレクターAaron Keller氏は、シーズン9でタンクおよびダメージヒーローに実装予定の「自己回復(self-heal)」のパッシブアビリティについて言及。同アビリティは大規模に実施予定の調整の一部にすぎないと強調した。同アビリティについては先日シーズン9にて実装されることが発表された後、プレイヤーコミュニティにて賛否入り混じる大きな反響を呼んでいた。


『オーバーウォッチ2』のゲーム内表記を見るに、現在開催中のシーズン8は日本時間2月14日までとなる見込み。通例どおりであれば、シーズン9は同日未明の開幕となるだろう。シーズン9での変更点について、先日公式サイトで公開された「ディレクターの視点(Director’s Take)」にて一部明かされていた(関連記事)。

Keller氏が言及したのはシーズン9にてタンクおよびダメージヒーローに実装予定とされる新パッシブアビリティだ。新シーズンではサポートヒーローが有する自動で自己回復できるパッシブアビリティが、調整されてタンクおよびダメージヒーローにも実装されるという。今回のX投稿で同氏は「自己回復」について、より大きな枠組みで実施される変更点のうちの一部であると強調。そうした脈絡を踏まえずにタンクとサポートヒーローの自己回復を「ディレクターの視点」にて発表したのは間違いであったと伝えている。

タンクとダメージヒーローの自己回復は「ディレクターの視点」での発表後、コミュニティに大きな反響を呼んでいた。本作公式フォーラムやSNS上で賛否も渦巻いており、たとえばトレーサーやゲンジといった、敵陣に潜り込んで遊撃するフランカーと呼ばれるダメージヒーローが自己回復能力を得ると強力すぎるのではないかといった懸念が見られた。


Keller氏はこうした反応を受けて、今回タンクとダメージヒーローの自己回復はあくまで大規模に実施予定の調整の一部であると強調したようだ。開発チームでは戦闘中の突発的な大ダメージ(damage spikiness)やキル数確保におけるDPSの役割、回復能力の強さなどに焦点を置いた議論がおこなわれているとのこと。タンクとダメージヒーローの自己回復も、そうした各要素の調整とあわせて実装されるようである。

Keller氏は投稿の最後に、さらなる詳細が発表されたのちにシーズン9のバランス調整について議論するのを楽しみにしていると綴っている。タンクとダメージヒーローの自己回復については発表直後からさまざまな議論が巻き起こっているものの、現時点ではどのような性能になるかは不明。今後あわせて実施される調整も含めた全貌が明かされれば、改めて対戦環境への具体的な影響も明らかになることだろう。

オーバーウォッチ2』はPC(Battle.net/Steam)/PS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料で配信中。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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