高評価サイバーパンクRPG『Citizen Sleeper(シチズン・スリーパー)』PS/Nintendo Switch日本版発表、2月1日リリースへ。貧困脱出SF生活が国内コンソールで楽しめる

 

海外パブリッシャーFellow Travellerは1月15日、RPG『Citizen Sleeper(シチズン・スリーパー)』を国内PlayStation/Nintendo Switch向けに展開すると発表。日本語に完全対応したうえで、2月1日に発売すると発表した。なお本作は海外PS4/PS5/Nintendo Switch向けには配信済。国内ではPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|SならびにPC/Xbox Game Pass向けに配信中で、こちらも同日アップデートにより日本語に対応する予定だ。

『Citizen Sleeper』は、2022年にリリースされた、Jump Over The Ageが手がけるRPGだ。舞台となるのは、何千もの人々が住む、廃墟になった宇宙ステーション「アーリンズ・アイ」だ。プレイヤーはデジタル化した人間の意識を持つ、人造人間「スリーパー」となって宇宙ステーションで生活することになる。しかし「スリーパー」は、彼らを回収しようとする企業によって狙われている。そうした脅威を逃れつつ、プレイヤーはアーリンズ・アイにて、住人たちと友情を築き、お金を稼いで生活をしていくこととなる。

本作はテーブルトークRPGのようなシステムが特徴。一日(サイクル)の始まりにはアクションダイスが振られる。この出目によってさまざまなタスクの成功率などが変化していく。また「ドライヴ」というクエストを通じて、プレイヤーはストーリーを選択する場面に直面する。選択肢によっては技術や忍耐などといったスキルが向上し、能力や追加効果がアンロックされていく。


本作は2022年5月に、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|Sおよび、海外Nintendo Switch向けにリリースされ、翌年には海外PS4/PS5向けにも展開。本作は高い評価を受けており、本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューは3986件のうち94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。内容としては、本作の物語やゲーム全体の雰囲気を高く評価する声が多く寄せられている。

そんな本作の日本語対応国内版リリースが2月1日に決定した。本作の日本語対応については、フランス語・中国語とともに公式対応する旨が昨年12月に告知されており、2024年前半にローカライズを含んだアップデートが予定されていた(関連記事)。そうした言語対応に加え、今回新たに日本国内PlayStation/Nintendo Switch向け展開が明かされた。なお、本作は海外PS4/PS5向けには発売済みであり、国内でも同様に両機種向けに展開されるだろう。


Jump Over The Ageのガレス・ダミアン・マーティン氏によると、ローカライズ作業については、1つの言語でも多大な労力を要したと述べている。また本作はリリース後に「電潮波」「難民」「浄化」という3つのDLCコンテンツが追加されている。それらDLCも含めるとゲーム内の文章量は18万単語におよぶという。

そのためローカライズには、作業量での課題以上に、ゲームのディテールやニュアンスを理解しているチームが必要だったとのこと。そうしてローカライズされた仕上がりには満足しているとコメントを残した。公式ローカライズによって、宇宙でのコロニー生活がついに日本語で楽しめるようになり、より本作を手に取りやすくなったといえるだろう。

『Citizen Sleeper(シチズン・スリーパー)』国内版はPlayStation/Nintendo Switch向けに2月1日発売予定。なお国内ではPC(Steam/Microsoftストア)/Xbox One/Xbox Series X|Sおよび、PC/Xbox Game Pass向けにも配信されている。