ファルコムのライブイベント「Falcom jdk BAND LIVE 2024」東京公演、開催目前で中止。会場に向けた爆破予告メールにより

日本ファルコムは1月11日、ライブイベント「Falcom jdk BAND LIVE 2024」の東京公演を開催中止すると発表した。会場に向けて爆破予告メールがあったため開催目前で急遽中止となったことが伝えられている。

日本ファルコム株式会社は1月11日、ライブイベント「Falcom jdk BAND LIVE 2024」の東京公演を開催中止すると発表した。同イベントは1月13日に東京「吉祥寺 CLUB SEATA」で開催予定であった。今回、同会場に向けて爆破予告メールがあったため急遽開催中止となったことが伝えられている。


日本ファルコムによる発表によれば、1月6日に吉祥寺 CLUB SEATA側から爆破予告メールが問い合わせに届いているとの連絡を受けたという。メールは「特定の期間内に吉祥寺 CLUB SEATA にて会場を爆破し、来場者およびスタッフに危害を加える」との内容であったとされる。そしてこの特定の期間に「Falcom jdk BAND LIVE 2024」の開催日である1月13日が含まれていたそうだ。

爆破予告メールについて吉祥寺 CLUB SEATA側は即座に警察署に被害届を出し、相談をおこなった。警察署側は、同様の事案が全国のライブハウス等で多数報告されており、これまで実際の被害が報告されていないといい、愉快犯やいたずらである可能性が非常に高いとの見解を示したとのこと。

一方で日本ファルコム側ではこれを受けて、さまざまな角度から協議が重ねられたそうだ。「Falcom jdk BAND LIVE 2024」に対する脅迫メールではないものの、同社としてはお客と出演者および現場スタッフの安全を十分に確保できないと判断。同イベントを開催中止とする運びになったという。発表では直前の開催中止報告となったことについての謝罪も綴られている。

チケットの払い戻しについては準備が整い次第「Falcom jdk BAND LIVE 2024」特設サイトにて案内される見込み。東京公演のチケット購入者は購入時のメールアドレス、電話番号等の情報、手持ちの紙チケットを保管するように伝えられている。


なお1月26日に予定されている大阪公演、および1月27日に予定されている名古屋公演については、発表時点で変更の予定はないそうだ。ただ大阪公演の会場となる「246 LIVEHOUSE GABU」については1月11日現在、同様の事案により営業が休止されているという。一方で1月22日より営業再開となるそうで、「Falcom jdk BAND LIVE 2024」大阪公演は現状では予定通り開催される見込みとのことだ。

同様の事例として、昨年末にかけて五反田・吉祥寺などのライヴハウスに向けた脅迫行為が連続して起きていた(音楽ナタリー)。また、こちらは関係者などが脅迫の対象となったケースではあるものの、先月12月7日には1月20日・21日に開催予定であった任天堂主催イベント「Nintendo Live 2024 TOKYO」の開催中止が発表。「お客様の安全を十分に確保できないとの判断に至った」ため、中止に踏み切ったとされていた(関連記事)。イベント会場や関係者に向けた脅迫行為が相次いでいる状況にあるようだ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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