Valveは12月28日、Steamでの今年の売上上位ゲームや、もっともプレイされたゲームなどをまとめた「2023年 年間ベスト」を公開した。データ集計期間は2023年1月1日から2023年12月15日まで。なお、各タイトルの具体的な収益などは公開されていない。また本稿に掲載したタイトルリストは順位による並びではない点には留意されたい。
「2023年 年間ベスト」では、各タイトルがプラチナ(1~12位)ゴールド(13~24位)シルバー(25~50位)ブロンズ(51~100位)の4つのグループに分類されているそうだ。まずは2023年の総収益に基づく売上上位ゲームから見ていこう。最上位のプラチナからは、以下の11タイトルが紹介されている。人気シューター作品のほか、『バルダーズ・ゲート3』や『ホグワーツ・レガシー』といった話題作が並んでいる。また9月に大型アップデートと拡張パックが配信された『サイバーパンク2077』もランクインしている。
・サイバーパンク2077
・Apex Legends
・Call of Duty: Modern Warfare III
・Destiny 2
・Dota 2
・PUBG: BATTLEGROUNDS
・ホグワーツ・レガシー
・Counter-Strike 2
・バルダーズ・ゲート3
・Starfield
・Sons Of The Forest
また総収益に基づく売上上位ゲームは今年発売の新作に絞ったかたちでも紹介されている。こちらはプラチナ・ゴールド・シルバーの3つのグループに分けて公開。最上位のプラチナには、以下の12タイトルがランクインした。一部は先のランキングと重複するものの、こちらでは『アーマード・コア6』や『バイオハザード RE:4』といった作品もプラチナ区分に名を連ねている。
・アーマード・コア6
・Starfield
・レムナント2
・ホグワーツ・レガシー
・Star Wars ジェダイ:サバイバー
・バイオハザード RE:4
・PAYDAY 3
・バルダーズ・ゲート3
・Sons Of The Forest
・Cities: Skylines II
・ストリートファイター6
・EA Sports FC 24
今年もっともプレイされたゲームは、ピーク時の同時接続プレイヤー数をもとにランキングされている。なお無料配布や週末フリープレイなどのイベントによる、一時的な急増は除外されているとのこと。最上位のピークプレイヤー数30万人以上のグループには、以下の11タイトルが名を連ねた。多くが売上上位ゲームと重複するなか、今年も「2022年 年間ベスト」と同じく人狼ゲーム『Goose Goose Duck』がランクイン。昨年に引き続き、多くの同時接続プレイヤー数を維持しているようだ。
・Goose Goose Duck
・PUBG: BATTLEGROUNDS
・Dota 2
・Counter-Strike 2
・Apex Legends
・Starfield
・Sons Of The Forest
・ホグワーツ・レガシー
・バルダーズ・ゲート3
・Destiny 2
今年早期アクセス配信を終了し、正式リリースされたタイトルのなかでの売上上位ゲームも公開。早期アクセス中と早期アクセス後を含めた2023年内での総収益に基づいて選出された。最上位のプラチナは以下の12タイトル。これまでのランキングとは顔ぶれが変わるなか、『バルダーズ・ゲート3』はここでも存在感を発揮している。同作は2020年10月に早期アクセス配信開始され、今年8月4日に正式リリースに至った作品だ。
・Sun Haven
・ディズニー ドリームライトバレー
・デイヴ・ザ・ダイバー
・Wartales
・Against the Storm
・Ready or Not
・EVERSPACE 2
・バルダーズ・ゲート3
・きみのまち サンドロック
・マーベル・スナップ
・Demonologist
・Farlight 84
Steam Deckにてもっともプレイされたゲームも紹介された。互換性が「確認済み」または「プレイ可能」のタイトルを対象に、Steam Deck上でのデイリーアクティブプレイヤー数に基づいて選出されている。最上位のプラチナにランクインしたのは以下の12タイトル。売上上位ゲームとの重複も多く、最低/推奨スペックが比較的高い重量級タイトルも多くプレイされていることが分かる。
・グランド・セフト・オートV
・Starfield
・ホグワーツ・レガシー
・サイバーパンク2077
・Half-Life
・バルダーズ・ゲート3
・アーマード・コア6
・Vampire Survivors
・デイヴ・ザ・ダイバー
・ウィッチャー3 ワイルドハント
・バイオハザード RE:4
・エルデンリング
また今年の年間ベストでは「コントローラー(ゲームパッド)」にてもっともプレイされたゲームも紹介されている。種類を問わずコントローラーを使用するデイリーアクティブプレイヤー数に基づいて選出されているとのこと。最上位のプラチナは以下の12タイトルだ。『Apex Legends』『ストリートファイター6』といった対戦ゲームのほか、『Starfield』などシングルプレイ向けの話題作も並んでいる。
・Apex Legends
・EA SPORTS FC 24
・NBA 2K23
・ホグワーツ・レガシー
・Starfield
・ストリートファイター6
・EA SPORTS FIFA 23
・ロケットリーグ
・エルデンリング
・Call of Duty: Modern Warfare III
・アーマード・コア6
・バイオハザード RE:4
ちなみにSteamでは先月11月に、コントローラーでプレイできるゲームを見つけるための機能が拡張。PS4/PS5/Xbox向けコントローラーの種類別の互換性情報がチェックできるようになった(関連記事)。Valveによると、Steamの全アクティブプレイヤーの約12%が日頃からコントローラーを使用しているという。今回のランキングもそうした背景から集計・公開されたのかもしれない。
最後はVR専用ゲームにおける、総収益に基づく今年の売上上位ゲームだ。最上位のプラチナにランクインしたのは以下の12タイトルだ。今年発売の新作からは『Gorilla Tag』『Ghosts of Tabor』『Five Nights at Freddy’s: Help Wanted 2』の3作品がランクイン。昨年と同じ顔触れも多く、人気作が根強く売れる結果となったようだ。
・Gorilla Tag
・Ghosts of Tabor
・BONEWORKS
・Beat Saber
・Into the Radius VR
・BONELAB
・The Elders Scrolls V: Skyrim VR
・Blade and Sorcery
・Five Nights at Freddy’s: Help Wanted 2
・Half-Life: Alyx
・VTOL VR
・Pavlov VR
Steamの「2023年 年間ベスト」のページでは、ゴールド以下のグループにランクインしたタイトルも公開中。興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか。また、Steamでは2024年1月5日午前3時までウィンターセールが実施中。このランキングを参考にして作品を選ぶのもいいだろう