手描きアニメそのまんまゲーム『Vivarium』正式発表。懐かし日本アニメの影響受ける「瓶詰め世界」生活・冒険ゲーム

Michael Fegreus氏は12月7日、『Vivarium』を正式発表した。懐かしのアニメ風のアートスタイルが特徴的なアドベンチャーゲームだ。

個人開発者のMichael Fegreus氏は12月7日、『Vivarium』を正式発表した。対応プラットフォームは明かされていない。


『Vivarium』は往年の日本アニメを彷彿とさせるアートスタイルが特徴のアドベンチャーゲームだ。舞台となるのはアメリカの片田舎にある廃墟に放置された、テラリウムの瓶の中。誰も知らない小さな世界ながら、ひっそりと人々が生活を送っているようだ。プレイヤーは謎に満ちたこの世界を探検することになるという。

本作のゲーム内容について詳細は不明ながら、トレイラーの30秒ごろからはゲームプレイと見られる映像も確認できる。クォータービュー視点が採用されており、手描きのアニメーションで世界やキャラクターが生き生きと動いている。画面右上には懐中時計のUIが見られ、ゲーム内時間は自動で移り変わっていく模様。装備欄にはスコップ(ショベル)が装備されている。

またプレイヤーキャラクターがドアを開け、シームレスに屋外に移動するシーンも確認可能。滑らかにカットシーンに移行する様子も見られ、アニメの世界に入り込んだかのようなゲームプレイを楽しめそうだ。


本作を手がけるのはニューヨークに拠点を置くアニメーターのMichael Fegreus氏。フリーランスアニメーターとして活動する傍らで、本作を開発してきたようだ。本作の公式Xアカウントでは、2017年4月からコンセプトアートが投じられ、以降開発の進捗が報告されてきた。当初は3Dゲームとして制作されていたものの、同氏は2019年に2Dゲームとして作り直すことを決断。3年以上にわたって開発が進められてきた。

本作は70年代のアメリカおよび日本のアニメーションを参考に、手描きのセル画アニメの再現を目指しているという。X上では、「パンダコパンダ」や「アルプスの少女ハイジ」「クレヨンしんちゃん」など本作が影響を受けたさまざまな日本のアニメ作品が紹介されている。またパンチラインが手がけた『チュウリップ』からも大きな影響を受けているそうだ。さまざまな国内作品からインスピレーションを受けて開発されているという本作。ゲームシステムやストーリーなど、続報にも注目したい。


『Vivarium』はMichael Fegreus氏により開発中。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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