『サイバーパンク2077』最後の無料大型アプデ本日20時配信へ。電車移動、恋人と家デート、新サイバーウェアなどパッチノートで詳細お披露目

CD PROJEKT REDは12月5日、『サイバーパンク2077』PC/PS5/Xbox Series X|S版に向けた無料アップデート2.1のパッチノートを公開した。本アップデートは日本時間で本日20時に配信開始予定。

CD PROJEKT REDは12月5日、『サイバーパンク2077』PC/PS5/Xbox Series X|S版に向けた無料アップデート2.1のパッチノートを公開した。本アップデートは日本時間で本日20時に配信開始予定。


『サイバーパンク2077』の無料アップデート2.1ではナイトシティ全域を走るNCARTメトロが乗車可能な移動手段として実装される。5つの路線と19の駅間を、ファストトラベルまたは実際に乗車して利用可能。車内の住民たちを眺めたり、窓から街の景色を堪能したりすることができる。

またアップデートでは、徒歩またはNCARTメトロに乗りながらラジオを聴ける「ラジオポート」機能が追加される。乗り物に乗るとシームレスにカーラジオへと切り替わるほか、ジョブ専用のBGMが流れ始めると自動的にオフになる。さらに設定ではなく、ラジオ画面でラジオの直接ボリュームを調整することもできるようになる。

そして繰り返しプレイ可能なストリートレースも実装。サイドジョブ「The Beast In Me/内なる野獣」を完了することで開放可能だ。マップ上にあるレースフラッグのアイコンが目印となり、レースに勝つと賞金およびオートフィクサーのネットページで使用できる割引が手に入る。また相手レーサーのAIが改善されており、よりシビアなレースが体験できるという。

さらに所有している自室に恋人を招き「家デート」を楽しめるようになる。家デートは対象キャラクターとのロマンスルートを終えると開放され、何度も繰り返し行うことができる。


新要素はほかにも用意。新たな車「ポルシェ 911 カブリオレ」や5種類の新バイクが実装される。バイクは運転中に前後の重心移動が可能になり、ウィリーとジャックナイフといったトリックができるようになる。またバイクに乗りながらナイフやアックスを投げられるようになっているそうだ。

そして新たなサイバーウェア「フェニX」と「コギト・ラティス」も追加。それぞれ主にネットランナービルドで有用なサイバーウェアとなっており、フェニXは使用可能なRAMが減少している場合にRAM回復速度が上昇する骨格系サイバーウェア。一方のコギト・ラティスは使用可能なRAMが減少している場合アーマーを獲得できる。詳細は以下のとおりだ:

■フェニX: 骨格系サイバーウェア
サイバーウェア限度コスト: 16
アーマー: 8/14/20/26/31
使用可能なRAMが3/4/5/6/7未満の場合、RAM回復速度+250%

■コギト・ラティス: 外皮系サイバーウェア
サイバーウェア限度コスト: 12
アーマー: 18/27/36/45/54
使用可能なRAMが2/4/6/8/10未満の場合、このサイバーウェアで獲得するアーマー+200%/210%/220%/230%/240%

そして各種バランス調整も実施。大きな変更としてボスであるヤシャ・イワノフ、ボリス・リバコフ、アダム・スマッシャーの3人が強化。AIが改善されるほか、スマッシャーに関してはサンデヴィスタンを使用するように変更されているという。

また武器やサイバーウェア、パークの調整もおこなわれており、武器についてはダメージ上昇などの強化が中心におこなわれている。一方のサイバーウェアは弱体化を受けるものも存在。詳細は以下のとおりだ:

■サイバーウェアのバランス調整を実施:
副腎トリガー: 移動速度ボーナスを引き下げ
全バーサーク(ミリテク バーサクを除く): ダメージ軽減ボーナスを追加
アホロートル: クールダウン短縮ボーナスを引き下げ
カミーロRAMマネジャー: クールダウン短縮
クロームコンプレッサー: サイバーウェア限度ボーナスを引き上げ、価格を引き下げ
高密度骨髄: アーマー引き下げ、近接スタミナ消費を引き上げ
エピモルフィック骨格: アーマー引き下げ
Ex-ディスク: クイックハックのアップロード速度ボーナスを引き上げ
リロイ靱帯システム: アーマー引き上げ
リンクスポー: 落下ダメージ20%軽減ボーナスを追加
マイクロ発電機: 電気ダメージ引き下げ
ミリテク “アポジー” サンデヴィスタン: 持続時間延長ボーナスを引き下げ、最大持続時間を短縮、ヘッドショットダメージを引き上げ、クリティカル率およびクリティカルダメージを引き上げ
ミリテク “ファルコン” サンデヴィスタン: 持続時間延長ボーナスを引き下げ、最大持続時間を延長、敵を無力化した際のHPボーナスを引き上げ
ナノメッキ: 能力値ボーナスを意志から反応に変更(クリティカル率ボーナス)
周辺インバース: アーマー引き上げ
RAMリアロケーター: 最大RAMに応じた回復率を引き上げ
RAMアップグレード: RAM回復速度を引き上げ
強化腱: アーマー引き下げ
セルフICE: クールダウン短縮
衝撃放電器: 能力値ボーナスをテック武器ダメージに変更
汎用ブースター: 回復アイテムの効果が累積するように変更

■パークのバランス調整を実施:
破砕機: 反動-15%をクリティカル率+12.5%に変更(レベル1)
あーしの力: 反動-15%をクリティカル率+12.5%に変更(レベル1)、スタミナの低下に応じて武器の扱いやすさが向上するボーナスを追加(レベル2)
シャープシューター: 既存のスタミナ再生速度ボーナスに加え、スタミナ消費ボーナスを追加(レベル3)
シュート&チル: スタミナ消費-7%をアーマー貫通+4%に変更

■武器のバランス調整を実施:
電気バトン: 電気バトンアルファ、電気バトンベータ、電気バトンガンマのステータスを変更。一度に複数の敵を攻撃できるようになる。基本与ダメージを7.5%引き下げ
M2067 ディフェンダー、MA70 HB: リコイル(反動)パターンを調整
DR-12 クエーサー: ダメージを8%引き上げ、ヘッドショットダメージボーナスを+150%から+175%に引き上げ
HA-4 グリット: ダメージを10%引き上げ、ヘッドショットダメージを+150%から+125%に引き下げ
カン・タオ L-69 ズオ: ダメージを6%引き上げ
ロストビッチ DB-4 パリカ: ダメージを9%引き上げ
フルチャージ時にフルオートで射撃するテック武器(アラサカ センコウ LX、DR-12 クエーサー、HA-4 グリット):安定性を強化、チャージモード中のダメージを約15%引き上げ

クラフトされた武器が最大2つの改造パーツスロットを持つように変更。このパッチより前にクラフトされた武器には適用されません
敵が改造パーツをドロップする確率アップ。以前はクラフト素材のみが入っていたコンテナから、確率で武器用改造パーツを入手できるように変更
武器ショップがさらに多くの改造パーツを取り扱うように変更、パックスが常に購入できるように変更
「HA-4 グリット」にパワー武器用の改造パーツではなく、正常にテック武器用の改造パーツを装着できるように変更
武器ショップがクラス4&5の武器用改造パーツを取り扱うように変更(プレイヤーのクラスが条件を満たしている必要あり)
インベントリに所持できる弾薬数の上限を引き上げ(全弾薬タイプ)
クラフトしたアイコニック武器が正しく保管庫に飾られるよう修正
最大レベルに到達した際も、サイバーウェア限度チップがドロップするように修正
一部クラス5+武器およびサイバーウェアをアップグレードすると、クラス5+のまま、またはより低いクラスになる問題を修正
カメラを操作しながら「オーバークロック」を発動できるように変更
投擲武器でも「ケレズニコフ」を使用できるよう変更
条件を満たしていないにもかかわらず、実績「V フォー・ヴェンデッタ」が解除される問題を修正。なお、すでに同実績を解除済みの場合、この修正で実績がリセットされることはありません
条件を満たしているにもかかわらず、実績「クイック・アンド・デッド」が解除されない問題を修正
コントローラーでプレイする際、スプリントを維持するために必要なスティックの最小傾斜角度を引き下げ
セーブまたはロードすると、「チップ鑑定家」パークで変更したサブステータスの値がランダムに変更される問題を修正
「ネットランナー」スキルでレベル60に到達した際、「オーバークロック」が正常に10m以内の敵を検知し、カバー(遮蔽物)越しにハックできるよう修正
「シナプス焼却」クイックハックのバランスを調整。最大ダメージボーナスを+400%から+300%に引き下げ(クラス3~5)。最大ダメージボーナスを+600%から+400%に引き下げ、使用済みRAMユニット1つにつき付与されるダメージボーナスを+12%から+10%に引き下げ(アイコニック)

そのほかアクセシビリティ機能の追加や不具合修正もさまざま実施。詳細はこちらのパッチノートを確認されたい。なおパッチノートはアップデート2.1に含まれるすべての追加要素や修正・改善を記載するものではないという。本日20時に予定されているパッチノート配信後、実際に遊んで変更点を確かめてみるといいだろう。

なお本作にはアップデート2.0以降大型アップデートが計画されていないと伝えられていたものの、アップデート2.1はさまざまな新要素が用意されたサプライズ的な新展開となった(関連記事)。CDPRのコミュニティマネージャーMarcin Momot氏の発言やIGNがCDPR広報担当者のコメントとして伝えるところなどによると、アップデート2.1は今度こそ最後の大型アップデートとなるようだ。


サイバーパンク2077』の無料アップデート2.1は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに12月5日日本時間20時に配信予定だ。また本日『サイバーパンク2077 アルティメットエディション』ダウンロード版がPC/PS5/Xbox Series X|S向けに発売予定となっている。同エディションはPS5向けにはパッケージ版も2024年2月15日に発売予定だ。

【UPDATE 2023/12/5 2:05】
アップデート2.1が最後の大型アップデートとされる点について追記

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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