ゲームの「犬や猫を撫でる実績」取得率は意外と高め。半分以上のプレイヤーはとりあえず撫でてそう

ゲームによっては「動物とのふれあい」で解除される実績が用意されていることもある。そうした実績の取得率は、動物を撫でるプレイヤーの多さをうかがえる指標といえそうだ。

ゲームによっては「動物とのふれあい」で解除される実績が用意されていることもある。そうした実績の取得率は、動物を撫でるプレイヤーの多さをうかがえる指標といえそうだ。Xboxの非公式コミュニティサイトTrueArchivementsが報告している。

『Ghostwire: Tokyo』

ゲームにおいては「動物」がしばしば登場する。たとえば人間の生活圏を舞台にしたゲームであれば、猫や犬など見慣れた動物が登場する作品もある。また動物が物語に深く関わったり、あるいは架空の世界が舞台ならば空想上の生き物が登場したり。さまざまなかたちで動物はゲームに登場し、作品によってはふれあうことができるシステムも用意される。ちなみに発売されたゲームで犬が撫でられるかどうかを報告する「You Can Pet the Dog?」なるXアカウントも存在する。

Xboxユーザーの非公式コミュニティサイトTrueArchivementsのSean Carey氏は、さまざまな作品に「ゲーム内の動物とのふれあい」によってアンロックできる実績(トロフィー)が用意されている点に着目。独自調査に基づく記事を公開している。たとえばアクションアドベンチャーゲーム『Ghostwire: Tokyo』には実績「愛犬家」が存在。名前に反して犬限定ではなく、動物をなでることで取得可能な実績だ。Xbox(Microsoft Store)上では約36%、PSN上で56%、Steam上では72%の解除率と、プラットフォーム間でバラつきのある結果になっている。


またリズムアクション『Hi-Fi RUSH』では、アジトで猫型ロボットの808と遊ぶことが可能。その際実績「ネコチャン!」を獲得可能で、Steamでは約76%の解除率なのに対し、Xbox上では42%にとどまる。なお、同作も上述の『Ghostwire: Tokyo』もXbox Game Pass向けに提供されている。プラットフォーム間での取得率の差には、サブスクリプションサービスにより序盤だけプレイしたユーザーの有無なども影響しているのだろう。

記事ではほかにもさまざまな作品が挙げられており、中には架空の生き物とのふれあいで解除される実績もある。一例として、『Star Wars ジェダイ:サバイバー』には実績「ボグリングを撫でられる?」が用意されている。くりっとした目とふわふわの毛並みが特徴の宇宙生物ボグリングを撫でることで解除できる実績だ。PSN上では約80%、Steam上では76%、Xbox上では75%とのこと。プラットフォーム問わず、多くのプレイヤーがボグリングを撫でたい衝動に駆られたようだ。


TrueArchivementsの記事で挙げられたほかにも、動物とのふれあいが実績として用意されたさまざまなゲームが存在する。たとえば『ファイナルファンタジーXVI』ではクライヴの相棒となる狼トルガルが登場。トルガルを5回撫でることでトロフィー「よき相棒」を獲得できる。このトロフィーのPSN上での取得率は本稿執筆時点で約60%。ちなみに同作発売直後には実績取得率が40%未満にとどまり、先述のYou Can Pet the Dog?が「もっとトルガルを撫でて」といった呼びかけをおこなっていた(関連記事)。この影響かどうかはわからないものの、トルガルを撫でるユーザーは増加したようだ。

『ファイナルファンタジーXVI』

ちなみに撫でる回数が指定された実績をもつ作品はほかにもあり、『WILD HEARTS』ではフィールド内にいる無害な小獣たちを計30回撫でることで実績「慈愛の心」を獲得可能。また『マーベル ミッドナイト・サンズ』では神出鬼没な猫のエボニーを計4日間撫でる実績「報われぬ想い」、および15日間連続でヘルハウンドのチャーリーを撫でる実績「世界一のいい子」が存在する。それぞれ取得率は各プラットフォームで10~20%ほどになっており、回数指定があると実績取得率は大きく落ちこむ傾向も見られる。

用意されているとちょっぴり嬉しいプレイヤーも多いであろう、動物を撫でる要素。プラットフォームにもよるものの、一度撫でるだけで解除できる実績は60~70%程度のプレイヤーによりアンロックされている傾向が見られる。特に動物とのふれあいが本編に関わらないゲームであっても、過半数のプレイヤーが実績を取得している例も見られ興味深い。ゲーム内にかわいらしい動物が出てきたらとりあえず近づいて、撫でられるか確かめてみるといったプレイヤーも一定数いるのだろう。そうした需要を見越して、動物を撫でるアニメーションや実績が実装されているのかもしれない。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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