Nintendo Switch大人気落ちものパズル『スイカゲーム』の偽物が登場。“酷似したアプリ”に公式からも注意喚起
Nintendo Switch向けに配信されている落ちものパズルゲーム『スイカゲーム』について、Aladdin X公式アカウントは、X(旧Twitter)上で「製品画像・説明文面等を流用したiOS用アプリケーションを確認した」とし、注意喚起を行った。
『スイカゲーム』はpopIn株式会社によって2021年12月にリリースされたパズルゲームだ。スイカをはじめとし、メロン、パイナップルといったフルーツを題材として、フィールド上部の線を越えないように積みあげていく。同じ種類のフルーツは、組み合わせることで1段階上の大きなフルーツへと進化し、スコアが加算される。スコアランキングが実装されているため、ハイスコアを目指して競うことも可能だ。
本作は『合成大西瓜』という作品をベースとしている。『合成大西瓜』は中国のソーシャルメディア会社米兜科技がリリースしたミニゲームで、本作はそのアレンジ作品という立ち位置。もともとはpopIn株式会社の販売するプロジェクター「popIn Aladdin」の内蔵アプリであったが、それがNintendo Switch版としてリリースされたかたちだ(関連記事)。
リリースより約2年の時を経て、今年5月頃より多くのインフルエンサーによってプレイされ、人気が急上昇した本作。そんな本作の人気にあやかろうとしたのか、多くの類似アプリケーションが確認されている。
Aladdin X公式アカウントは10月2日、X上で「酷似したスマートフォン向けアプリ」についての投稿をおこなった。Aladdin Xによると、『スイカゲーム』はスマートフォン向けには開発しておらず、現在App Store上に存在する類似のゲームとは全く関係がない、とのことだ。またApp Store運営元であるApple社にも報告済みとのことで、そのうち対象となったゲームが削除される可能性もありえる。
実際にApp Storeを確認すると、『スイカゲーム』の名を冠した類似の落ちものパズルゲームが複数配信されていることがわかる。その中には、本作に登場するフルーツの見た目そのものが使われているものも。Aladdin Xの投稿より、これらのゲーム群は公式には関係ないため、本作のフルーツの画像を用いているのであれば盗用にあたるだろう。
一躍ブームとなった『スイカゲーム』。ただ本作はNintendo Switch、あるいは「popIn Aladdin」でしか遊ぶことができない。そのため類似のゲーム群は、どうしてもモバイルで遊びたいというユーザーに人気のようだ。しかしそれらは公式とは無関係のゲームであり、ましてや盗用、IP侵害はもってのほかである。
『スイカゲーム』はNintendo Switch向けに配信中だ。