須田剛一氏・SWERY氏タッグによるZ指定ホラーアクション『ホテル・バルセロナ』正式発表。“死んだ過去の自分”と協力し、全米中の殺人鬼を始末する
White Owlsは9月21日、ホラーアクションゲーム『ホテル・バルセロナ』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで、2024年発売予定。
『ホテル・バルセロナ』は、White Owlsを率いるSWERYこと末弘秀孝氏が監督を務め、原案はグラスホッパー・マニファクチュアの代表・須田剛一氏が担当し、ふたりのコラボにて制作されるホラーアクションゲーム。舞台となるのは、全米中のシリアルキラーが集結しているという噂のホテル・バルセロナだ。
本作はサイドビューの2.5Dスタイルとなり、多彩な武器を駆使して敵を倒していくゲームプレイになることがうかがえる。ステージは大きく分けて7つの世界が存在し、それぞれにホラー映画をイメージさせるボスが登場するとのこと。また、画面左上にはカウントダウンタイマーが確認できる。本作では、主人公の体中の血液がすべて失われる前に殺人鬼らを倒し、ホテルからチェックアウトしなければならないという。
またSWERY氏によると、プレイヤーは何回も死んでは武器を手に入れ、自分自身を成長させてボスに挑んでいくという、デスループが前提になるとのこと。そうしたジャンルの作品では、素材や経験値、パラメータを持ち越して少しずつ強化していくことが一般的。本作ではさらに、“過去の時間軸”を次回プレイに持っていけるという。これはスラッシャーファントムと呼ばれるシステムで、以前にプレイした際の自分が現在のゲームプレイに現れ、敵を倒したりオブジェクトを破壊したりして助けてくれるそうだ。
実は『ホテル・バルセロナ』というタイトルの作品をSWERY氏と須田氏のコラボで制作するという話は、2019年に浮上していた。当時『Travis Strikes Again: No More Heroes Complete Edition』の発売記念イベントに出演した両氏は、以前から何かコラボをしたいと話していたものの忙しくて実現していないとし、そのイベント中に即興で企画会議を実施。そこでホラーゲームにすることや、『ホテル・バルセロナ』というタイトルにすることなどが決まっていった(関連記事)。
開発はWhite Owls側でおこない、須田氏は折に触れ映像をチェックしていくかたちで制作が進行。爽快なアクションにすることや、血がたくさん出ることなどのアイデアが盛り込まれていった。また、本作は1980〜90年代のハリウッドホラー映画をテーマにしており、そのテイストと日本らしさを癒合させた、写実的過ぎずアニメ的過ぎずという中間を狙ったアートスタイルを採用しているそうだ。
『ホテル・バルセロナ』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2024年発売予定だ。