『ディアブロ4』開発者、「拡張DLCは毎年配信を検討中」と明かす。シーズン1までに築いた“土台”で長期サポートを目指す

 

ディアブロ4』では1年ごとのエキスパンション(拡張DLC)が検討されているという。本作のゼネラルマネージャーRod Fergusson氏が、海外メディアDexertoのインタビューにて示唆している。


『ディアブロ4』は、人気ハクスラARPGシリーズ『ディアブロ』の最新作だ。本作の舞台は前作『ディアブロ III』から数十年後となる。グラフィックを大幅にパワーアップし、マップをオープンなフィールドとして多数ダンジョンなどを実装。過去作の魅力を踏襲しつつ、豊富なキャラクターカスタマイズや、さまざまなゲームプレイ要素を盛り込んで新たな冒険が描かれる。

本作では現在シーズン1「災厄のマリグナント」が開催中。また、先日にはシーズン2となる「渇望の鮮血」が発表され、内容の一部もお披露目。現地時間(太平洋夏時間)10月17日に開幕予定と告知されている(関連記事)。


今回、DexertoがRod Fergusson氏にインタビューを実施。同氏により本作が1年ごとの拡張が検討されていることが示唆されている。同氏は本作を何年もかけてサポートし続けるという展望を述べ、本作のリリースとシーズン1は将来への土台作りだと考えていることを明かした。そして四半期ごとのシーズン展開とは別に、毎年のエキスパンション(annual expansions)が検討されていることを伝えている。少なくとも1年に1本はエキスパンションの配信が予定されているのかもしれない。

なお本作のエキスパンション展開自体は過去にも実施されることが伝えられていた(開発元公式ブログ)。またRod氏は本作リリース直後に実施されたKinda Funny Gamesのインタビューに対して、2本のエキスパンションが開発中であることを明かしていた(関連記事)。このたび同氏により、エキスパンションが1年ごとに配信されるコンテンツとなる可能性が示唆されたかたちだ。


『ディアブロ』シリーズでは、エキスパンションでのコンテンツ拡充は恒例となっている。前作『ディアブロ3』では、約11年にわたる長期サポートとともに、それぞれ数年の開発期間をおいて2本のエキスパンションが展開されていた。今作『ディアブロ4』でも長期のサポートが計画されている点は同様ながら、エキスパンションは1年ごとという比較的短期間での展開が検討されているようだ。すでに2本の開発が進められているという今作のエキスパンションについては、今後の続報も注目されるところだろう。

ディアブロ4』は、PC(Battle.net)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。シーズン2「渇望の鮮血」は現地時間(太平洋夏時間)10月17日に開幕予定。