Cygamesは9月2日、『GARNET ARENA: Mages of Magicary(ガーネット アリーナ:メイジ オブ マジカリー)』を正式発表した。同作はコンソール向けのタイトルとして開発中。2021年5月に「Project GAMM」として発表されていた作品の正式タイトルが発表された形となる。
『GARNET ARENA: Mages of Magicary』は、「これは世界で一番、美しい戦い。」をキャッチコピーに開発中の、Cygamesによるコンソール向けマルチプレイアクションゲームである。本作の舞台は、太陽と雨の魔術師世界「ノワール」だ。本作では魔術師世界ノワールで、魔法使いたちの数多の魔法が交錯。優雅さや美しさ、派手に気持ちよく戦えることをコンセプトに、開発が進められているという。
2021年5月の「Project GAMM」発表時点では、同作が王道ファンタジーのコンソール向け完全新作アクションゲームであることや、主要スタッフの情報などが明かされていた。また当時の発表内では、キャラクターの描かれたイメージアートが公開。大きな杖を携えたシメイや、メイド風の衣装を身にまとったリコッタ、大きなロボットとそれに搭乗するキャラクターの姿が描かれたスプリンツ、黒い外套をなびかせどこかを睨むヴァシュラン、和風の情景を背後に燃える刀をもった唐墨といったキャラクターが明かされていた。
今回の発表では、正式タイトル発表にあわせて新たなコンセプトアートや数枚のゲーム画面が公開されている。ゲーム画面では、唐墨が炎とともに刀を引き抜くような場面や、ヴァシュランらしき人物が誰かに銃を向けている画面が公開。また、謎の女性や3Dで構築されたフィールドも明かされている。詳細については不明であるものの、公開されたゲーム画面のようなグラフィックで、魔法使いたちが活躍していくのだろう。
なお9月2日からは、東京・上野の森美術館で開催中の「Cygames 展 Artworks」にて、本作のコンセプトアートが公開中。会場限定の最新映像も公開されているそうだ。
そのほか本作では高木謙一郎氏がディレクターおよびプロデューサー、モグモ氏がキャラクターデザイン、鷺巣詩郎が音楽を手がけている。高木謙一郎氏は、『閃乱カグラ』シリーズや『勇者30』などに携わってきた、元マーベラス所属のゲームクリエイターだ。またモグモ氏は、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」キャラクター原案のほか、同人ユニット「モリオン航空」を主宰するイラストレーター。鷺巣詩郎氏は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズのほか、近年では「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズやアニメ版「BLEACH」「シン・ウルトラマン」など多数の作品に携わってきた、アーティスト/音楽プロデューサーである。実績のあるクリエイターたちが関わり、本作の開発が進められているわけだ。
『GARNET ARENA: Mages of Magicary』は、コンソール向けのタイトルとして開発中。また東京・上野の森美術館で開催中の「Cygames 展 Artworks」では、コンセプトアートおよび会場限定の最新映像が公開中だ。