台湾ホラー映画「呪詛」のゲーム化作品PC向けに発売へ。忌まわしい村や地下なども登場

映画「呪詛(INCANTATION)」のゲーム化作品が、PC向けに開発されているようだ。映画「呪詛」の監督を務めたケヴィン・コー(Kevin KO)氏のポストをきっかけに、一部で注目を集めている。

映画「呪詛(INCANTATION)」のゲーム化作品が、PC向けに開発されているようだ。映画「呪詛」の監督を務めたケヴィン・コー(Kevin KO)氏のポストをきっかけに、一部で注目を集めている。

※ 映画「呪詛」の予告編

映画「呪詛」は、国内向けには2022年7月にNetflixより配信された、台湾産のホラー作品である。同作の主人公リー・ルオナンは、6年前に恐ろしいタブーを犯し、呪われた女性だ。かつて彼女は、友人たちと共に奇妙な信仰をもつ村を訪問。禁忌を破ってしまったために、当時関わった全員に不幸が降り掛かってしまった。その呪いには、知れば知るほど影響を受けやすくなる性質があるのだという。

事件から6年後、リー・ルオナンは里子に出していた6歳の娘を引き取り、新生活をスタートしようとしていた。しかし、そんな矢先に奇妙な出来事が発生。呪いが娘に降りかかろうとしていたのだ。主人公は娘を守ろうとするが、呪いは2人へ迫ってくる。台湾で実際に起こった事件を元に考案された呪いと恐怖が描かれていく。なお映画「呪詛」はNetflixでの配信当時、日本版の週間映画ランキングで1位を獲得するなど、国内でも注目を集めていた。

「呪詛」ゲーム版(INCANTATION game project)は、そんな映画「呪詛」のゲーム化作品である。ゲームプレイの詳細については不明であるものの、公開されている動画では鏡の置かれた洞窟などが登場。映画「呪詛」の忌まわしいロケーションが、ゲームにも登場するようだ。また台湾のメディア「巴哈姆特電玩資訊站」の7月の記事によると、本作では映画に登場した村の情景をAIを用いて表現。3Dスキャンを用いて祭具などが作成されているなど、効率的に開発が進められているそうだ。なお本作は、台湾のSoftstar Entertainmentが手がけている。同社のホラー作品としては、台湾ホラー映画「呪われの橋」を題材にした『The Bridge Curse Road to Salvation(女鬼橋 開魂路)』を2022年にリリース。同作においてはSteamのユーザーレビュー1455件中90%の好評を得て、ステータス「非常に好評」を獲得している。本作においても、期待がもてそうだ。

映画「呪詛」のゲーム化作品は、PC向けとして2024年8月頃(台湾の旧暦7月)にリリース予定だ。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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