宇宙RPG『Starfield』はPC版約140GBの大ボリューム。“Bethesda史上最大”のゲームは必要容量もどでかい

Bethesda Softworksは8月17日、『Starfield』Xbox Series X|SおよびWindows向けの事前ダウンロードを配信開始した。PC版も139.84GBの大ボリュームとなっている。

Bethesda Softworksは8月17日、『Starfield』Xbox Series X|SおよびWindows向けの事前ダウンロードを配信開始した。Xbox Series X|S版の事前ダウンロードの容量は100GB以上、PC版も139.84GBの大ボリュームとなっている。


『Starfield』は、『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズで知られるBethesda Game Studios(以下、Bethesda)が、25年ぶりに手がける完全新作RPGだ。人類が太陽系外に進出している2330年の世界を舞台に、プレイヤーは希少なアーティファクトを求める宇宙探検家集団コンステレーションの一員として、広大な宇宙の星々を冒険する。

Bethesdaは8月17日に本作の開発完了を報告しており、Xbox Series X|SおよびWindows向けに事前ダウンロードも開始されている。海外メディアEurogamerによると、Xbox版事前ダウンロードのサイズはStandard Editionは100.19GB、Premium Editionは117.07GBになるという。Premium Editionには現時点でデジタルサウンドトラックやアートブックといったコンテンツが含まれており、通常版より容量が増える形かもしれない。さらにMicrosoft StoreではPC版の「おおよそのサイズ」が公開されており、その容量は139.84GB。弊誌で確認すると、事前ダウンロード時の必要容量も同様であった。PC版/Xbox版のいずれも大きめのデータ容量となっている。


本作には100以上の星系に1000以上の惑星が存在し、プレイヤーはすべての惑星について、好きな場所に着陸して探索できるという。惑星によっては高度に発展した都市があり、多彩なクエストも用意されているとのこと。なお本作のディレクター兼エグゼクティブプロデューサーを務めるTodd Howard氏によると、無数に存在する惑星の地形や景観づくりには自動生成技術が用いられているそうだ。一方で都市や主要なロケーションは手作業で開発されているといい、手作業によるコンテンツはこれまでのBethesda作品史上最大のボリュームがあると伝えられている(IGN)。また会話文は25万行以上であることも明かされており、これは『The Elder Scrolls V: Skyrim』と『Fallout 4』をあわせたボリュームよりも多いという(関連記事)。

そうした事前情報からも本作には膨大なコンテンツが含まれると見られ、大きめのストレージ容量が必要になるかたちだろう。ちなみにほかのオープンワールド作品をMicrosoft Storeでの記載を見ると、たとえば『サイバーパンク2077』はおおよそのサイズが67GB、『レッド・デッド・リデンプション2』のおおよそのサイズは104.46GBとなっている。先述のとおり『Starfield』PC版のおおよそのサイズは139.84GBであり、それらを上回っている。後発作品としてのグラフィックの進化や最適化具合などが容量の大きさに影響している可能性もあるものの、ボリューム面には期待できそうだ。


Bethesdaは過去作品もボリュームの大きさが特徴であったが、本作はそれら上回るコンテンツ量を備えていると見られる。またTodd氏は本作を「Mod制作者にとってパラダイスである」とも述べており、過去作以上にMod制作に向けたサポートがおこなわれるようだ(関連記事)。さらに発売後にはストーリー拡張コンテンツ「Shattered Space」の配信も予定されている。本編のボリュームだけでなく、発売後の展開も注目されるところだろう。

『Starfield』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに9月6日発売予定。Xbox/PC Game Pass向けにも提供される。また、Premium Edition以上のバージョンを予約購入すると最大5日間の先行プレイが可能となる見込みだ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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