『原神』フォンテーヌで実装された泡表現が、キャラクターの大事な部位を巧みに隠す。大事な尻が見えなくてお邪魔

 

海外『原神』コミュニティにて、とあるユーザーが投稿した画像が話題となっているようだ。投稿された画像を確認すると、遊泳中のキャラクターのお尻が泡表現により隠されてしまっている。これを受けて同スレッドでは、なんとか尻を見ようとする者が続々と現れているようだ。本稿にはフォンテーヌにまつわるネタバレになりうる要素が含まれるため、注意してほしい。


『原神』は、HoYoverseブランドより展開中のオープンワールドアクションRPGだ。本作の舞台は、7つの国や元素が存在する世界テイワット。主人公であるプレイヤーは、とある出来事をきっかけに相棒のパイモンと共にテイワットを旅することとなる。本作はVer4.0を配信開始したばかり。新たに追加された5番目の地域フォンテーヌの登場とともに、水中探索などの新要素が実装された。しかしその内容を巡る、海外コミュニティのとあるユーザーの投稿に注目が集まっているようだ。

RedditユーザーのCouch__Cowboy氏は8月17日、「This Censor is atrocious. Unacceptable!!(この表現規制はヒドイ。許せない!)」といった熱が入ったタイトルのスレッドを投稿。添付された画像には新地域フォンテーヌを舞台に、キャラクターたちが遊泳しているすがたが映し出されている。同氏がいうにはキャラクターが泳いでいるあいだ、泡の描写表現がつねにキャラクターの“お尻”周りについて回っているとのこと。キャラクターたちのお尻を隠すかのような表現に不満の声を挙げているわけだ。

*同スレッドはヌード表現などはないものの、NSFW(職場閲覧注意)扱いとなっている


水中でのお尻写真は複数枚用意されており、それぞれキャラクターやカメラアングルが変更されているなど“こだわり”溢れるショットの数々。しかし同氏が挙げた画像は、どれも泡表現を振り払うまでには至っていないようであった。あわよくば泡描写を消そうとする気持ちは、水泡に帰したわけだ。なお前述のスレッド内では「壁上りや滑空中に好きなだけ眺められるのに、水中では眺めてはいけない理由がわからない」と尻を隠すかのごとき泡表現の必要性を疑問視する声も散見できるほか、「そもそも泡表現のせいでキャラクターが見辛い」といった、尻と関係ないゲームプレイへの影響に不満を持つ声も存在するようだ(参照1参照2)。

なお『原神』は過去に“肌隠し”を目的とするような変更がおこなわれたこともある。このケースでは、グローバル向けには新規スキンの実装であった一方、中国向けには露出度を下げた新スキンへの差し替えがおこなわれるとされた(関連記事)。中国を本拠とし、同国向けにも本作を展開するmiHoYoは、同国の厳しい基準に従いゲーム内の性表現自粛も厳しくチェックしていることだろう。泡表現も衣装変更同様に、ゲーム内の性表現を自主規制するための配慮だったのかもしれない。

なお余談ではあるものの、前述の解決策として「アビリティ使用の際に水の表現が消える」ということを発見したユーザーもいるようだ。これは汗水垂らし、純粋にキャラクターたちのお尻を眺めたいと思ったユーザーによる試行錯誤の賜物といえるだろう。なおアビリティが終了した際は泡描写が戻り、元の状態に戻ってしまう様子。水中で尻を見たいユーザーはともかく、単純にエフェクトが邪魔と感じる者にとっては焼け石に水となりそうだ。

『原神』は現在Ver4.0「ゆえなく煙る霧雨のように」を配信中。大幅にグラフィックの向上などもおこなわれている(関連記事)。今後、泡表現にも調整が入ることはあるだろうか。




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