『ディアブロ4』新アプデは現地時間8月8日配信へ。ソーサラーやバーバリアンなどがドドンと強化、調整方針はバフ中心に
Blizzard Entertainmentは7月29日、『ディアブロ4』について開発陣が語る番組「Campfire Chat」を配信した。今回の配信では、次期アップデートパッチ1.1.1の配信日が現地時間8月8日となることが発表。踏み込んだ内容が明かされている。同パッチでは、バーバリアンおよびソーサラーの強化が目玉となる予定だ。
『ディアブロ4』は、人気ハクスラARPGシリーズ『ディアブロ』の最新作だ。本作の舞台は前作『ディアブロ III』から数十年後となる。ゲームプレイやグラフィックを大幅にパワーアップし、140以上のダンジョンなどを実装。過去作の魅力を踏襲しつつ、豊富なキャラクターカスタマイズや、さまざまなゲームプレイ要素を盛り込んで新たな冒険が描かれる。7月21日からはシーズン1「災厄のマリグナント」が開幕している。
前回の「Campfire Chat」では、開発陣がアップデートパッチ1.1.0の内容について弁解、キャラ弱体化が目立ちコミュニティの批判を浴びた同アップデートについて「悪いアップデートを実施した」と明言する一幕があった(関連記事)。また、次期アップデートパッチ1.1.1ではバーバリアンやソーサラーの強化が示唆。QoL関係のアップデートを盛り込むとの告知もなされた。今回の「Campfire Chat」にて、その内容がさらに詳しく明かされたかたちだ。
次期アップデートで目玉となる、ソーサラーおよびバーバリアンの強化について。まずソーサラーについては、「メリットとデメリットが混在する仕組み(kiss/curse mechanics)」をやや緩和し、生存性を強化する調整がなされる予定だという。予定段階の調整内容としては、スキル「チェインライトニング(増幅)」は「電撃が自分から跳ねた際にダメージ増加」だったところ、何に跳ねても5%のダメージ増加へと変更。「ファイアボール(強化)」は移動距離に関わらず効果範囲を50%増加させるなど、使い勝手が上昇。ほかにも、パッシブ「燃焼」「ヴィアの知識」のダメージボーナス追加/上昇や「エスの猛威」のボーナスがボスへのクリティカルヒット時にも発動するようになるなど、パラゴンスキル含めさまざまなバフが施される予定。また、レジェンダリーの化身の性能についても軒並み上方修正がかかる予定だ。
そしてバーバリアンについても、スキルやレジェンダリーの化身性能などが全体的にバフ。また、基本スキルで得られる怒気が軒並み上昇する予定だ。そしてバーバリアン向けユニーク装備については、「より魅力的な」性能になるよう調整されるとのこと。たとえばベースダメージの上昇や、クールダウン短縮特性をクリティカルダメージ増加特性に変更するなどの調整が実施される見込み。そしてほかのクラスについても、強化をベースとする調整がなされる見込みだ。
ほかの調整方針として、開発元は依然として脆弱状態の利用やクリティカル攻撃が強力な環境だと認識しているとのこと。長期目線の調整として、ほかのダメージソースについても同じ水準に寄せていきたいそうだ。ほかには「ナイトメアダンジョンでのモンスターの密度増加」「トレジャーゴブリンが確定でレジェンダリーアイテムを落とすようになる」「ダンジョン脱出のクールダウンは3秒に戻す」といった調整予定が明かされた。エリクサーの99個スタックや、スタッシュタブ追加も予定通り実装される見込み。
同アップデートでのさらなる詳細パッチノートについては、現地時間8月2日にパッチノートページにて公開予定とのことだ。
『ディアブロ4』は、PC(Battle.net)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。 アップデートパッチ1.1.1は、現地時間8月8日に配信予定だ。