おもちゃ工場ホラーゲーム『Poppy Playtime』新章「Deep Sleep」発表、今冬配信へ。Huggy Wuggyの無残な姿と不気味に光る目

MOB Entertainmentは7月27日、『Poppy Playtime』のChapter 3「Deep Sleep」を発表し、2023年冬季に配信すると告知した。本作はおもちゃメーカーの製造工場跡を舞台とするホラーパズルゲームだ。

デベロッパーのMOB Entertainmentは7月27日、『Poppy Playtime』のChapter 3「Deep Sleep」を発表し、2023年冬季に配信すると告知した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)およびiOS/Android。


『Poppy Playtime』は、架空のおもちゃメーカーPlaytime社の製造工場跡を舞台とするホラーパズルゲーム。業界でも屈指の立ち位置を確立したPlaytime社であったが、ある日工場内の従業員がみな忽然と姿を消してしまう。数年後、廃墟となってしまったPlaytime社の工場跡地にプレイヤーが侵入。失踪事件の真相を探るべく、工場内を探索することとなる。本編となる『Poppy Playtime』は2022年5月から無料配信されており、追加シナリオである『Poppy Playtime: Chapter 2』は有料DLCとなっている(関連記事)。

本作でプレイヤーは「GrabPack」と呼ばれる装備を駆使して、パズルを解いていく。GrabPackは伸び縮みする腕のようなアイテムで、離れた場所にあるアイテムやギミックなどに作用することが可能となっている。左腕は青色、右腕は赤色となっており、それらを使い分けることで、解除可能なパズルなども存在。また、電力系統などにも作用することが可能で、プレイヤーは自らの腕を使うことで、離れた場所の電力を繋ぐこともできる。


このたび公開されたChapter 3は、Chapter 2の続編となる章だ。Chapter 3では「Deep Sleep(深い眠り)」とサブタイトルが付けられており、「睡眠」に関する内容が前面に押し出されている。トレイラーにおいては暗闇が周囲を包んでおり、壁に貼り付けられた落書きには「Time for bed(寝る時間)」などの記述を確認できる。トレイラー後半では、Chapter 3から新たに登場する敵と見られるキャラの頭部が一部お披露目された。

トレイラーには本編である『Poppy Playtime』から登場する主要キャラクター「Huggy Wuggy」も登場するものの、首が捻じりきられ、胴体は無造作に床に捨てられている。捻じりきられた首は苦悶の表情を浮かべながら、串刺しにされているのを確認することができる。なおトレイラーの序盤で、一瞬だけガスマスクのモノクロ映像が映し出されている。本チャプターのキーアイテム、もしくはガスマスクをつけた相手の登場を示唆しているのかもしれない。Chapter 3の詳細については、続報を期待しよう。


本作はSteamユーザーレビューにおいて、およそ5万2200件のレビューが寄せられており、そのうち78%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。伸びる腕を使った特徴的なゲームプレイや、Huggy Wuggyをはじめとする個性的なキャラ、Chapter 2でのゲームプレイの深まりなどが一定の評価を受けている。

「Chapter 2: Fly in the Web」においては、新たな敵である「Mommy Long Legs」が登場し、新たなロケーションとして“おもちゃの”鉄道ステーションが追加。また新ギミックとして、緑色の腕が追加されている。Chapter 2においても新ギミックや敵、ロケーションが追加されたことから、Chapter 3においても追加要素に期待したいところだ。


『Poppy Playtime』は、PC(Steam)およびiOS/Android向けに配信中。Chapter 3「Deep Sleep」は2023年冬季発売予定だ。Chapter 3の最新情報を追いたい人は、本編ストアページなどをフォローしておくよいだろう。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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